ゲス

ドラマ

『ピアノ・レッスン』ホンマに名作?カンヌを制したポンコツ映画

えーっと、カンヌ国際映画祭で最高賞にあたるパルム・ドールを受賞し、『シンドラーのリスト』と同年のアカデミー賞の座を争った誉れ高き名作のはずなんですが・・・。僕にとってはポンコツ映画でした。そもそも感性が合わなかったのと、色々と雑すぎません?って話です。
ホラー

『エスター』幼女とフィジカル勝負!親子の肉弾戦ホラー

幼女エスターが「そのツルツルのチンチンをチョン切るから。本当の使い方を知る前にね」との名言を残す映画。でも、面白いのはその台詞が出てくる中盤あたりがピークでした。孤児院から引き取った女の子が何だか言動がおかしくて不気味で~、というお話なのですが、どうも「恐怖の質」は僕が求めていたものと違っていたのが残念だったな・・・と。
アクション

『ゲッタウェイ』(1972) 寝取られの詩人!サム・ペキンパー

鬼畜レベルでの寝取られ展開があるという点では、サム・ペキンパー監督にとっては傑作『わらの犬』に続く作品になるかと思います。妻が夫のために(?)敢えて他の男に寝取られるのが、主人公夫婦と脇役夫婦とで同時多発します。一般的には夫婦が絆を取り戻す逃走アクションの名作とされていますが、個人的には寝取られ展開が何よりも気になるので、それについて駄話を。
サスペンス

『薔薇の名前』(1986) 魔窟で残飯をあさる美少女に童貞を捧げる

日本の山に例えると富士山や高尾山のように登山者にポピュラーな山のような映画です。登山者の多い山には難易度の異なる複数の登山ルートがあります。初心者向けの傾斜が緩やかで人通りの多いルートもあれば、ストイックな登山者向けの険しいルートもあり、同一の山であってもどのルートを選択するかによって、その山に対する印象もかなり違ってきます。大ベストセラーを原作に持ち、中世イタリアの修道院を舞台にした連続殺人ミステリである本作にもまた、<strong>観客がどのレベルでも楽しめるよう、複数の「登山ルート」が用意されているように思えます。
サスペンス

『ボクシング・ヘレナ』なぜ奔放な美女の手足は切断されたのか

両手足を切断されるほど、愛された。って話ですね。デヴィッド・リンチの娘であるジェニファー・リンチの監督デビュー作にして、そのセンセーショナルな内容、さらには超絶不評を買ったことでも知られる、ある意味では伝説的な映画です。ま、確かに脚本も演出も悪く、ポンコツ映画の部類なのは確かですが、僕はなかなか笑えて楽しめましたのでそのお話を。
ドラマ

『偽りなき者』大炎上、村八分、集団リンチの刑(幸福度ランキング2位の国)

「ルーカスのアソコは太くてピンと上を向いているの」と幼女が戦慄の告白(虚言)。幼稚園職員のルーカス(バツイチ42歳)は無実ながらも幼稚園児虐待の疑いをかけられ、孤立を深めていくというデンマーク映画ですね。個人的にはこういう「血祭り」が起こる背景をもっと知りたいなと思うのですが、その辺の話をば。
サスペンス

『ブラインドネス』視力を失くしてブタ箱パニック!

大傑作『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス監督による「急に視力が無くなるパニック」な映画です。人間どもの汚い本性がむき出しになる内容でして、陳腐な言葉で言えば「胸糞映画」にも分類されると思います。攻めた内容ではありますが、どうも映画としては欠陥が多いかなぁと。
ホラー

『イット・フォローズ』【ややバレ考察】大人になることが若者にとっての死

「セックスした奴は悪霊らしきものに襲われる」というステキな設定で、僕はこれ大好きなんですよねぇ。久々に観なおしてみましたが、やはり【感覚的に好き】でしたし、いつまで経っても余韻が冷めない映画という印象は寸分も変わることなく、いやむしろ愛おしいという気持ちすら沸いてくるほどです。
ドラマ

『ボーダー 二つの世界』【ややバレ考察】これは北欧のX-MENだっ!

『いとしのエリー』・・・じゃなくて『ぼくの エリ200歳の少女』の原作者による、これまた似たような内容の小説を映画化した作品です。でも、これって端的に言うと『X-MEN』とも似ているんですよね。さて、その心は?
ホラー

『処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ』【2020年ベスト1】腸・ボンクラ祭り

僕の「2020年新作映画ベストテン」第1位を、年の瀬ギリギリでかっさらった傑作B級映画です!!も~題名を見ただけで傑作の予感しかしないッ!だってナチゾンビVSソビエトゾンビやぞ?近年これほど血沸き肉躍る「VS」があっただろうか。
サスペンス

『私の知らないわたしの素顔』【年齢詐称セラピー】オバハン、若い男を一本釣り

オトコ目線で観たら死にたくなる映画ですよ、これは。「女の夢は男にとっての悪夢」とはまさにこのこと。女性であっても主人公に共感することは難しいかもしれませんが、映画としては間違いなく良作でした!
ドラマ

『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』【神父様は小児性愛者】幼少期のトラウマと共に生きる人へ

20年間で80人もの少年に性的虐待をしていたことでフランスを震撼させた「プレナ神父事件」の映画化作品。週刊誌的なネタを得意とするフランソワ・オゾン監督が珍しく実直モードで撮った本作は、幼少期に何らかの心の傷を抱えてしまったすべての大人にとっては他人事でない映画となりました。
ホラー

『透明人間』(2020) 【束縛系】なぜネチっこい男に限って透明になりたがるのか

古典的ホラー映画を現代的にアップデートし、成功を収めた映画ですね。しかし、本作において透明人間が登場することはさほど重要ではなく、束縛系カレシによるDVの恐怖こそがその本質です。
ドラマ

『ナイチンゲール』(2018) 女性視点で描く【オーストラリア鬼畜史】

本作は母親の痛みというものが虫唾が走るレベルで突き刺さるように感じられました。ハッキリ言って、幼い子を持つ人には薦めにくい鬼畜な内容ですし、逆に、だからこそ価値があるとも思える作品です。
サスペンス

『ホワット・ライズ・ビニース』【熟年離婚ホラー】違う意味でハラハラしてもうた

監督がロバート・ゼメキスで、2大スター主演ということで、当時はけっこう鳴り物入りでしたが、今となっては語られる機会も少なくなった映画かと思います。意味深な題名に謎めいたストーリー、いったいどんな映画なのでしょーか。
サスペンス

『愛は、365の日々で』【エロエロ】カネにモノを言わせた”完全なる飼育”

ポーランド版『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』とも言われるエロエロサスペンス映画がNetflixにて配信中です。本作を別の例え方をするならば、”拉致監禁版『プリティ・ウーマン』”であり、”金持ち版『完全なる飼育』”とも言える内容なんですなぁ。
ドラマ

『リチャード・ジュエル』【配役の妙】ポール・ウォルター・ハウザーを最大限に活かす

イーストウッドの監督作品は過大評価の感があって、僕はもともとあまり好きではなかったのですが、本作は素直に良かったと思います。最も良かったのは配役ですね。「イカレたデブ」ポール・ウォルター・ハウザーが本作で主役に起用された意図について考えてみます。
ホラー

『CLIMAX クライマックス』ギャスパー・ノエ「これがオレ流のテラスハウス」

鬼畜監督ギャスパー・ノエが『テラスハウス』を撮るとこうなる、みたいな(笑)。挑発的で重たい題材を突き付けてくるノエ映画と中身のない空虚なテラハはまるで水と油ですが、不思議と両者がクロスしたような映画。「スタイル重視で空虚な感じ」が似ているのです。
ホラー

『ドールズ』(1987) 【童話ホラー】悪い奴らは殺(や)られてしまえ!

監督が『ZOMBIO/死霊のしたたり』『フロム・ビヨンド』のスチュアート・ゴードンとのことで、期待に胸を膨らませての鑑賞。西洋人形たちが集団で人間たちをぶっ殺していくというホラーですね。
ドラマ

『アマデウス ディレクターズ・カット』聖なる童貞、チャラ男と神に復讐を

そうか!この映画は、サリエリ、モーツァルト、神、の「三角関係」の話だったのか!と、今さらながら理解できました。「優秀」な音楽家であるサリエリが「超・天才」モーツァルトの才能を妬む、という話だと思っていたのですが、違いましたね。
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