最近、当ブログには何かが足りない。。。
嫁(カンボジア人)に合わせて普通の恋愛映画なんかも観るようになったけど、僕の原点を忘れてはいけない。
足りないもの、それは筋肉だ!
という訳で、僕の中では偉大なる俳優ベスト1のシュワちゃんが主演の本作を観ることにした次第。
本作を楽しむには3つのポイントがあります。
1. シュワちゃんがシュワちゃんになる前の映画である
2. 武闘派が集結した猛々しい映画である
3. 実は色っぽいお姉さん、揃ってます

シュワちゃんってラブシーンのイメージないけど?
作品概要
1982年製作/131分/アメリカ
原題:Conan the Barbarian
監督:ジョン・ミリアス
原作:ロバート・E・ハワード
脚本:ジョン・ミリアス/オリバー・ストーン
撮影:デューク・キャラハン
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/ジェームズ・アール・ジョーンズ/サンダール・バーグマン/ベン・デヴィッドソン/カサンドラ・ガビオラ ほか
有史前のハイボリア時代。タルサ率いる一味に両親を殺された少年コナンは囚われの身となり、労働を強いられる。やがて雄々しく成長した彼は剣闘士として戦い抜き、自由の身になることを許される。両親を殺したタルサへの復讐を胸に旅に出たコナンは数々の苦難を乗り越えていくが……。剣と魔法の世界で繰り広げられる勇者の冒険を描いた骨太のアドベンチャー・ロマン。アーノルド・シュワルツェネッガーの出世作でもある。84年には続編も製作された。
(映画.comより)
予告編
感想・考察(ネタバレなし)
シュワちゃんがシュワちゃんになる前の映画
バカでかい銃器が似合うシュワちゃんですが、そんなイメージが定着したのは言うまでもなく、『ターミネーター』(1984)や『コマンドー』(1985)でのこと。本作はそれらよりも前の作品で、シュワちゃんには珍しく剣劇ものです。
また、この頃の映画業界はシュワちゃんという規格外の俳優の活かし方に試行錯誤していたようで、本作は「シュワちゃんと言えばコレだっ!」というスタイルが確立される前の作品ですね。
ちなみに僕が思うシュワちゃんのスタイルとは「不謹慎な暴力ユーモア」です。
人を殺して捨て台詞、というシュワちゃん発祥のブラックな笑いは本作ではまだ見られません。その点が物足りないとは言え、逆に言えばどこか初々しいシュワちゃんを楽しめる映画でもあります。
(IMDbより)
武闘派が集結した猛々しい映画
最初に本作の脚本を書いたのがベトナム戦争帰還兵であったオリヴァー・ストーン!
そのあと脚本の手直しをし、監督も務めたのが『地獄の黙示録』の脚本を書いた好戦的なジョン・ミリアス!
それに加えて主演が野心に燃え、アクションスターの地位を狙っていたシュワちゃん!
あと音楽はベイジル・ポールドゥリスですよ!『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』でこれまた猛々しいテーマ曲が印象的な。
※ジェリー・ゴールドスミス作曲の『トータル・リコール』(1990)のテーマ曲には本作の影響が伺える。
つまり、血の気の多い輩が集結した映画なわけです。こうなりゃ武闘派祭りじゃ。暑苦しくて窒息しそうです!
興味深いのがシュワちゃん演じるコナンが女にモテることです。
それこそジェームズ・ボンドやデューク東郷のように、目の前に美女が現れれば高確率でベッドインできる男なのです。
往年の強い男性像のイメージなのか、「英雄、色を好む」という作り手の価値観がビンビン伝わってきますな。「強い男こそが美女をとっかえひっかえできるのだ!」と。
実は色っぽいお姉さん、揃ってます
そんな訳で、本作のメインはもちろん豪快な活劇なのですが、やはり気になるのはお色気シーン。なにせシュワちゃんの濡れ場が計3回もあります!
映画の序盤、シュワちゃんが奴隷の身分から最強の剣闘士へと成り上がっていくんですが、オーナーから可愛がられて文字の読み書きを教わり、女を与えられます。
シュワちゃんがいる独房に裸の女性が恐る恐る入ってきて・・・
(独房の外に見物人がいるのがスゲー気になりますが)
でも、シュワちゃんは手荒く扱うことなく、優しくベッドへリードする。
あら、やだ。剣士がベッドの上では紳士!
晴れて自由の身となったシュワちゃんが出くわしたのはこれまたセクシーな女性。
(IMDbより)
「お兄さん、いらっしゃ~い」とシュワちゃんを家に招きます。
即ベッドイン!
(IMDbより)
演じたのはカサンドラ・ギャヴァ。
色っぺーお姉さんです。
邪教の神殿に潜入したシュワちゃんは女戦士ヴァレリアと出逢う(出会うじゃなくて出逢う、ね)。
(IMDbより)
凛々しくもエロい!
このヴァレリアの衣装、目のやり場に困る感じです。マネキンだと余計にエロい。
演じるのはサンダール・バーグマン。
ヘルシーな肉体派女優って感じでしょーか。中村アンみたいな。
利害関係が一致した二人は財宝を盗み出すことに成功。「君のおかげだ」なんて言っているうちに・・・
即ベッドイン!
シュワちゃん、モテすぎやろ。あの肉体さえあれば口説き文句も要らないのか?
その後のシュワちゃん、邪教に誘拐されたお姫様を救出しようという話になります。
で、この囚われのお姫様がこれまた美人。
演じるのはヴァレリー・クイネッセン。
ビキニ姿で両手を縛られるという姿にそそられます。 ジャバに囚われたレイア姫みたいな。
(IMDbより)
ヒーローがこんな美女を放っておかないでしょ。
…と思いきや、シュワちゃん、ベッドインせず!
剣士はお姫様に対しては紳士なのであった。
めでたしめでたし。
筋肉の話に始まってエロの話で終わってしまいましたが、それは当ブログの伝統みたいなものだと思ってくださいな。
このように注目ポイントが多い映画なのですが、残念ながら物語が行き当たりばったり過ぎて、正直あまり評価できるものではありません。
それにやっぱりコナンのキャラクターが木偶の坊すぎて魅力に欠けるのも惜しい。
シュワちゃん映画だから、甘く採点したいところなんですがねぇ。
僕の評価
5点/10点

シュワちゃんの濡れ場が3回も観られるなんてレアですよね。
どうでも雑感
・悪役である邪教のボスを演じたのがジェームズ・アール・ジョーンズ。あのダース・ベイダーの声を演じた美声の持ち主ですね。
鑑賞方法
『コナン・ザ・グレート』はU-NEXTで鑑賞できます。31日間無料トライアルキャンペーンがあるのでぜひ。

本ページの情報は2020年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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本ページの情報は2020年11月時点のものです。最新の配信状況はTSUTAYA TVサイトにて
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