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『エスター』幼女とフィジカル勝負!親子の肉弾戦ホラー

幼女エスターが「そのツルツルのチンチンをチョン切るから。本当の使い方を知る前にね」との名言を残す映画。でも、面白いのはその台詞が出てくる中盤あたりがピークでした。孤児院から引き取った女の子が何だか言動がおかしくて不気味で~、というお話なのですが、どうも「恐怖の質」は僕が求めていたものと違っていたのが残念だったな・・・と。
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『イット・フォローズ』【ややバレ考察】大人になることが若者にとっての死

「セックスした奴は悪霊らしきものに襲われる」というステキな設定で、僕はこれ大好きなんですよねぇ。久々に観なおしてみましたが、やはり【感覚的に好き】でしたし、いつまで経っても余韻が冷めない映画という印象は寸分も変わることなく、いやむしろ愛おしいという気持ちすら沸いてくるほどです。
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『処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ』【2020年ベスト1】腸・ボンクラ祭り

僕の「2020年新作映画ベストテン」第1位を、年の瀬ギリギリでかっさらった傑作B級映画です!!も~題名を見ただけで傑作の予感しかしないッ!だってナチゾンビVSソビエトゾンビやぞ?近年これほど血沸き肉躍る「VS」があっただろうか。
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『透明人間』(2020) 【束縛系】なぜネチっこい男に限って透明になりたがるのか

古典的ホラー映画を現代的にアップデートし、成功を収めた映画ですね。しかし、本作において透明人間が登場することはさほど重要ではなく、束縛系カレシによるDVの恐怖こそがその本質です。
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『CLIMAX クライマックス』ギャスパー・ノエ「これがオレ流のテラスハウス」

鬼畜監督ギャスパー・ノエが『テラスハウス』を撮るとこうなる、みたいな(笑)。挑発的で重たい題材を突き付けてくるノエ映画と中身のない空虚なテラハはまるで水と油ですが、不思議と両者がクロスしたような映画。「スタイル重視で空虚な感じ」が似ているのです。
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『ビヨンド』(1981) 死因の9割は【顔面破壊】

イタリアのホラー映画(と言うか、グロ映画)の巨匠、ルチオ・フルチ監督によるゾンビ映画です。いや~、これが素晴らしい映画でして、超ニッチなコンセプトを貫いていて他のゾンビ映画との差別化に見事に成功しているのです。
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『ドールズ』(1987) 【童話ホラー】悪い奴らは殺(や)られてしまえ!

監督が『ZOMBIO/死霊のしたたり』『フロム・ビヨンド』のスチュアート・ゴードンとのことで、期待に胸を膨らませての鑑賞。西洋人形たちが集団で人間たちをぶっ殺していくというホラーですね。
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『バタリアン』【駄菓子ホラー】いい意味で小学生向けゾンビ映画

不勉強なもので、いまだに観ていなかった映画です。ゲオのホラーコーナーにはだいたい置いてあったので、観るチャンスはいくらでもあったのですが、これまで観てこなかったのは幼少期のトラウマが原因ですかねぇ。
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『エクソシスト/ディレクターズ・カット版』主人公は誰?

これがまた「感想が書きにくい映画」でしてねぇ…。だってもう世間的な評価が確立されていて、名作中の名作ですから。僕の下世話な観点が付け入る隙は無いように思えたのです。久しぶりに再見しまして、ホラーというよりも、「信仰心をめぐる葛藤ドラマ」として非常に見応えがありましたね。
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『恐怖城/ホワイト・ゾンビ/ベラ・ルゴシのホワイト・ゾンビ』別れさせ屋!世界初のゾンビ映画だけど

誰か特定のカップルを別れさせたいと思ったことはありませんか?意中の相手の恋人が邪魔だったり、ビジネスの利害など理由は様々ですが、そんな需要に応える「別れさせ屋」という職業があります。本作はゾンビ映画ですが、そんな別れさせ屋の話でもある、という見方もできる一本でした。
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『マローボーン家の掟』【睡眠導入】陰鬱りらくぜいしょん

けっこう評判が良かったので観てみましたが、これは僕には合いませんでしたねぇ。ダークな画面づくりだったり、陰鬱な雰囲気づくりは嫌いではないのですが、その雰囲気づくりがちょっと、過ぎるというか・・・。
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『ぼくのエリ 200歳の少女』【北欧ですなぁ】静謐と余白と残酷性

北欧ですなぁ。東南アジアに住む僕がそんなこと言ってもまるで説得力がありませんが、一般的にイメージされる「北欧っぽさ」が存分に出ていて、思わず「北欧ですなぁ」と口走ってしまう映画ですね。僕が本作に感じた「北欧っぽさ」は静謐、余白、残酷性ですね。
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『大アマゾンの半魚人』【悲恋】田舎の王様、都会の美女に恋をする

田舎の王様が都会の美女に恋する悲劇です。この映画は古典的なモンスター映画なので、「怪物と遭遇する恐怖を人間たちの視点で描く」という型通りの作品ですね。でも、ちょっと切り替えて【半魚人の視点】で物語を読んだほうが面白いかもしれません。
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『ジェイコブス・ラダー』(1990) 【アウトサイダーアート】悪夢的イメージの元ネタ集

これはエイドリアン・ライン監督のキャリアの中では異色作ですよねぇ。『フラッシュダンス』『ナインハーフ』『危険な情事』など大衆受けするヒット作を連発した後に作られたのが、地味〜で気味の悪〜い本作ですから。
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『ザ・カー』【合わせ技】オカルト映画×モンスター映画=悪魔の車

ブーッブブブーッ!嗚呼、耳に残る独特のクラクション音。無人の車が無差別に人々を襲うという作品です。似たような映画でジョン・カーペンターの『クリスティーン』もありましたが、本作の方が先です。で、これがオカルト映画とモンスター映画のミックスという、いかにも70年代的な題材なんですね。
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『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀』(1991) 【本家】ゾンビ観て我が振り直せ

う~む、これは人間洞察に優れた社会派の映画ですね。ゾンビ映画というジャンルであれど、ジョージ・A・ロメロという監督はゾンビを通じて「人間の汚さ」を描いてきた人です。今回もかなり強いメッセージをぶち込んできているので、本作をどのように受け止めるべきかについて書いていこうと思いますー。
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『ザ・チャイルド』(1976) 【不条理】なぜ子どもたちは大人を殺すのか

【注意】小さいお子さんがいるご家庭、妊娠中の女性にはおすすめしません。 これは「理由もなく、子どもたちが大人たちを殺す」という点が何とも怖い映画です。ただ、時代背景を考えると、子どもたちの異常行動も多少は理解できるのかもしれない、ということについて書いていきますー。
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『ソサエティー』(1989) 【特殊効果】スクリーミング・マッド・ジョージは日本人だった!

何ともエログロな乱交シーンがあるので、お好きな方は必見です!しっかし、何よりも驚いたのは特殊効果マンであるスクリーミング・マッド・ジョージが日本人であったという事実ですね!
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『ゴーストランドの惨劇』いい不快っぷり。夢見る少女じゃいられない

不快指数の高い内容のホラー映画なのに、最後はちょっとホロリと感動できてしまうという離れ業をやってのけた映画です。この映画、脚本に工夫があって「おお~!」と思わせるものがありますね。あまり予備知識を入れずに観て良かったです。
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『ポゼッション』(1981) 【大傑作!】過剰な狂気を重戦車で引きずり回すような映画

僕の生涯ベスト10に余裕で入る変態映画です。それがなんと!公開40周年記念のHDリマスター版が2020年1月に日本の主要都市の劇場にて順次公開されたんですね~。嬉しい!嬉しいぞー!(カンボジア在住だから観に行けないけど)。てなわけで、今回は本作の劇場公開を記念して感想を書いてみることにしましたー。
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