ジャン=クロード・ヴァン・ダムの映画って、濡れ場が多くね?
と思ったのは僕が中学生の頃。
そう、あの頃の僕はヴァンダム映画の濡れ場について真剣に考えていたのだ。
ヴァンダム映画の魅力は開脚アクションだけでなく、濡れ場もシッカリ設けるサービス精神にあるのでは?と。
しかも、それぞれの濡れ場に異なった味わいがある。
という訳で、中学生時代の僕が考えた「ヴァンダム映画の濡れ場ベスト3」をここに発表〜。
選外:『タイムコップ』
お相手女優:ミア・サラ(『レジェンド/光と闇の伝説』など)
ヴァンダムと奥さんとのラブラブ描写として濡れ場が出てきますが、物語の展開上、濡れ場として盛り上がる訳でもなく、あまり必然性がなく、総じて特徴のない濡れ場になってしまっているのが残念。
なので、これは選外。
第3位 『ボディ・ターゲット』
お相手女優:ロザンナ・アークエット(『グレート・ブルー』など)
これは正統派の濡れ場です。
アクション映画の濡れ場と言えば、最終決戦の手前に配置されることが多いのですが、これもそのパターン。
明日は死ぬかもしれないという状況の中で、ヴァンダムが若い未亡人と一気に燃え上がります。
映画自体も非常にオーソドックスである分、濡れ場もごく自然。
濡れ場の優等生ですね。
第2位 『ダブル・インパクト』
お相手女優:アロナ・ショウ(『サイボーグ・コップ』)
ヴァンダムが一人二役で双子を演じる本作。
えっ!まさか3P!?
いやいや、違うんですよ。
弟ヴァンダムが兄ヴァンダムの彼女を寝取ってしまうのです!
しかし、それは実は兄ヴァンダムの妄想。兄ヴァンダムが嫉妬に狂い、物に当たり散らす場面と、弟ヴァンダムと彼女の絡みが交互に描かれます。
つまり、観る側としては、寝取る側の気持ちも、寝取られる側の気持ちも同時に味わえるという倒錯的な濡れ場なのですね。
第1位 『マキシマム・リスク』
お相手女優:ナターシャ・ヘンストリッジ(『スピーシーズ 種の起源』など)
最終決戦の前夜、明日は死ぬかもしれないなか、男女が一気に燃え上がる!(2回目)
しかも、ヴァンダムが双子という設定(2回目)。
本作の濡れ場は配置や展開としてはオーソドックスな部類ですが、そのシチュエーションがイイですね〜。
刑事2人が見張る中、ホテルの一室に軟禁されたヴァンダムと美女。
2人でバスルームにしけこみ、すぐ隣の部屋には刑事2人がいるのに、致してしまうヴァンダム!
絶対に音も声も刑事に聞かれてる!
が、それでも構わん!という勢いが素晴らしい。
同時に、すぐ隣で一戦が行われていることに気づく刑事2人の気まずさを察すると…ますます興奮せずにはいられません。
↑刑事2人「ムムム…!?」 自分だったら事後に一体どういう顔をしてバスルームから出てくれば良いものかと、余計な心配をしてしまった中学生当時の僕…。
観客の羞恥心もグイグイ煽るタイプの濡れ場ということで、高く評価したい一本でしたね。
あ、でもこれらは濡れ場だけ観ても意味がないですよ。 ちゃんと最初から最後まで全編通して観た上での濡れ場の機能性を評価してますから。 ちゃんと流れを踏まえた上で観ないと、濡れ場は正しく機能しませんから。
ヴァンダム映画のレビュー

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