ミャンマー旅行記⑦ 帰りの機内でもガッツリ映画観賞

雑談
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※本記事は2018年3月に他ブログに掲載した記事を再編し投稿したものです。

帰国のフライトは午前中にヤンゴンを出発し、バンコクで乗り継いで、夜に羽田空港に到着。
往路と同様に、機内で映画を観る気マンマンで鼻の穴を広げて搭乗しましたよ。

まずは、往路便では途中でギブアップしてしまった『キングスマン  ゴールデンサークル』の続きから。

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本作はカンボジアでは上映禁止になっている。というのも、麻薬王のオバサンのアジトが(何故か)カンボジアにあり、そのアジトは神聖なるタ・プローム寺院を模しているから。

アンコール王朝時代の最強の王ジャヤバルマン7世が建立した寺院はカンボジアの誇りであり、それを犯罪者の温床のように描くとは何事か?という訳だ。
これは日本で言うと清水寺や東大寺がヤクザのアジト、みたいな感覚。もしくはそれ以上の失礼に当たる。
カンボジア文化省映画局の局長は「容認できない」として、カンボジア国内での上映を禁止すると共に本作のプロデューサーに抗議の手紙を送ったそうな。
ただ、そんな真面目に取り扱うような映画ではないので、僕自身はあまり気にならなかった。
と言うか、あまり面白くないので、どうでも良いというか。
「トゥームレイダー」のアンコール遺跡の描き方もなかなかぶっ飛んでたけどね。

この「カンボジア問題」もそうなのだけど、全体的に「人の気持ちを推し測れない」映画になってしまってる気がする。
前作から引き続き登場のお馴染みのキャラクターの扱いにしても、新キャラの扱いにしても、すっごく無下な感じ。
キャラクターやファンの気持ちを考えたら、そんな展開にはしないよね?っていうようなことをやっちゃってるのが残念だったかな…。

続きましては〜

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『IT それが見えたら終わり
全く期待してなかったのだけど…泣けた!ホラーとしてはそれほど怖くはないけど、負け犬グループへの応援歌としては素晴らしい。
僕も同様に負け犬組だったので、吃音少年、ポッチャリ少年、下ネタ連発少年たちの気持ちがスッゴクよく分かる。だから、序盤の彼らの紹介パートだけで、「他人事じゃねぇ…」と泣けてきたんですね。
話のテンポも良いし、笑える部分も多いし、ダメな大人たちの描き方もグッときた。これは良作ですわ。
そんな負け犬グループの紅一点、ベバリーという女の子が可愛い。モテない男子たちの味方だなんて…惚れてまうやろ〜。

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美少女がオタク男子の理解者。なんていうのはモテない少年の典型的な妄想ですが、それを真面目に描いているのが素晴らしい。
というか、スティーブン・キングの原作が素晴らしいのか。

ちなみに、原作ではこの美少女ベバリーが負け犬グループの男子全員とセックスするという展開がある。
「みんなでセックスするのよ」
はぁ?
「私たちがお互い愛し合っていることをitに知らせるために」
きみ、何を言うとるの?
童貞少年たちにとってはitなんか一瞬でどうでもよくなる超展開。下世話な話が好きな僕でさえ、ドン引き。
当然、映画版ではこの展開はカットされている。キング先生、ありゃ一体何だったんすかね?

さて、残り時間ギリギリで最後まで観ることがてきたのは

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『ザ・コンサルタント』
高機能自閉症という主人公の設定が面白かったですね。
主人公の設定を掘り下げることがこの映画の主眼で、アクションは二の次なんでしょう。
主人公の超合理的な生活は男なら誰もが憧れるもので(え?違う?)家具は最小限でトレーラーに収まる範囲のモノしか所有しないという姿勢は見習いたい。ただし、爆音ストロボ部屋以外は。
ベン・アフレックの、ぬぼーっとした感じを逆手に取ったような役柄でハマってたなーと。

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