『クワイエット・プレイス』感想:カンボジアの劇場が一体感に包まれた日

映画『クワイエット・プレイス』の一場面 ホラー
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日本で公開された際は「設定がガバガバすぎる」「滝の近くに住めば?」「子づくりするなんてバカ」など了見の狭い感想が目立ったことには驚きました。カンボジアの映画館では満場一致での拍手喝采ものだったからです。僕も本作は大いに楽しめたよ?

タイレンジャー
タイレンジャー

ツッコミどころ?そんなのあった?

作品概要

原題:A Quiet Place
2018年/アメリカ/90分
監督:ジョン・クラシンスキー
脚本:ブライアン・ウッズ/スコット・ベック/ジョン・クラシンスキー
撮影:シャルロッテ・ブルース・クリステンセン
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:エミリー・ブラント/ジョン・クラシンスキー/ミリセント・シモンズ/ノア・ジュプ ほか

「ボーダーライン」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のエミリー・ブラントが主演、ブラントの夫でもある俳優のジョン・クラシンスキーが監督・脚本を手がけ、全米でスマッシュヒットを記録したサスペンスホラー。ブラントが主人公となる一家の母親エヴリンに扮し、エヴリンを支える夫のリーをクラシンスキーが自ら演じ、夫婦共演も果たした。聴覚障害を持つ娘役は、自身も同じ障害を持つ「ワンダーストラック」のミリセント・シモンズ。音に反応して人間を襲う「何か」によって人類が滅亡の危機に瀕した世界で、「決して音を立ててはいけない」というルールを守り、生き延びている家族がいた。彼らは会話に手話を使い、歩くときは裸足で、道には砂を敷き詰め、静寂とともに暮らしていた。しかし、そんな一家を想像を絶する恐怖が襲う。ジョン・クラシンスキー「ボーダーライン」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のエミリー・ブラントが主演、ブラントの夫でもある俳優のジョン・クラシンスキーが監督・脚本を手がけ、全米でスマッシュヒットを記録したサスペンスホラー。ブラントが主人公となる一家の母親エヴリンに扮し、エヴリンを支える夫のリーをクラシンスキーが自ら演じ、夫婦共演も果たした。聴覚障害を持つ娘役は、自身も同じ障害を持つ「ワンダーストラック」のミリセント・シモンズ。音に反応して人間を襲う「何か」によって人類が滅亡の危機に瀕した世界で、「決して音を立ててはいけない」というルールを守り、生き延びている家族がいた。彼らは会話に手話を使い、歩くときは裸足で、道には砂を敷き詰め、静寂とともに暮らしていた。しかし、そんな一家を想像を絶する恐怖が襲う。

(映画.comより)

予告編

映画『クワイエット・プレイス』本予告

感想・考察(ネタバレなし)

観客全員が固唾をのんで見守った

音を立てたら殺されるなんてアナタ、『ドント・ブリーズ』じゃないの。なんて思ったものの、「ドント・ブリーズ」よりも更に怖く、面白かったよ〜!!!

まず、音楽がイイです。『ボーダーライン』の音楽にソックリ。主演がエミリー・ブラントだから、余計に笑。
更に言うと、音楽の使い方が『ジョーズ』によく似ている。モンスターの登場を予感させるテーマ曲みたいなものがあるのだけど、それが何度も反芻されて、その曲が鳴ると「来るぞ来るぞ〜」と身構えることになる。で、モンスターとの距離が近くなると、音楽のテンポも上がってくるという、もはや古典的なレベルなことを愚直にやっていて、でも実に効果的で良かった。

それから、面白くなったもう一つの要因は、ルールの徹底。本作のモンスターは音のみに反応して襲ってくるという設定なのだけど、序盤は「音を出さない生活」を徹底的に描くんですね。

例えば、靴を履かずに裸足で歩くとか、食べるときは食器類を一切使わないで、手で食べるとか(スプーンを落としたら終わり)。更にはどの程度の音の大きさならセーフ、とか細かい尺度まで割と丁寧に描いてくれる。どこまではセーフで、どこからがアウトかという基準がある程度明確な分、その後のサスペンスが盛り上がる。

こういうハラハラドキドキ系のアトラクション映画はリアクションの良い人達と一緒に劇場で観ると楽しい。
カンボジア人は良くも悪くも天真爛漫なので、カンボジアで観られて良かったな〜と思う。
日本の映画館はマナーにうるさいし、自分もつい他の観客に対しては厳しい目で見てしまうこともあるけど、カンボジアなら許せるんですよねぇ。

カンボジア人は上映開始後20分経っても途中入場してくるし、上映中もペチャクチャ喋っているし、電話には出るし…。序盤なんかは誰かさんのイビキが響き渡っていた笑。

でも、いざモンスターが家族を襲い始めると、小さな悲鳴をあげたり、安堵のため息をついたり、喝采を送ったり、とリアクションの良さを見せるカンボジア人。隣の席の10代の女の子2人は恐怖のあまり、ずっと体を寄せて抱き合っていた。劇中で赤ちゃんが泣きそうになると、スクリーンに向かって「しーっ!」と訴える2人(笑)。

映画はキレの良い終わり方なので、エンドクレジットが始まるや、劇場全体が「あ〜楽しかった〜!」と言っているような感覚だった。後ろの席に座っていた西洋人女性はなぜか帰り際に僕に向かってグッとサムズアップをしてくれた(笑)あの場にいた観客は皆、心は一つだったのだ!

ま、カンボジアでなくても間違いなく面白い映画なので、オススメ!こんなにハラハラした映画は久しぶりだなぁ。

(画像は映画.comより引用)

僕の評価

8点/10点

タイレンジャー
タイレンジャー

最後のエミリー・ブラントのドヤ顔には観客全員が留飲を下げたぞ!

どうでも雑感

・やっぱりエミリー・ブラントはええのう。

鑑賞方法

『クワイエット・プレイス』はU-NEXTで鑑賞できます。31日間無料トライアルなのでぜひ。
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