ゲス

アクション

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』空虚!スケバン連合の女子会

ハーレイ・クインが可愛い。でもそれだけの映画なんですね。そういう意味では『スーサイド・スクワッド』とあまり変わらないかもしれません。なんか、もっと「男どもを懲らしめるスケバン映画」みたいな感じかと思ったらそうでもないんですよねぇ。
ドラマ

『女王陛下のお気に入り』物足りない!ヨルゴス・ランティモスの雇われ仕事

シリーズ「ヨルゴス・ランティモス」も今回で一区切りです。18世紀のイングランドの宮廷を舞台とした女同士のドロドロバトルが繰り広げられる一本。しかし、本作は従来のランティモス映画とは決定的に異なる点があり、それが作品の仕上がりの大きな要因になっているように思えるのです。
サスペンス

『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』ランティモスの準・最終形態!

意地悪で謎めいた映画監督ヨルゴス・ランティモスが『籠の中の乙女』『ロブスター』と作品を重ねるごとにウニョウニョと変容してきて、遂にその最終形態を現した!本作はそんな感じの映画です。なぜ本作がランティモスの最終形態≒集大成かと言うと、今回も過去2作品と同じテーマが扱われており、完成度が高く、3作通して観ると決定打のようなダメ押し感があります。
ドラマ

『ロブスター』【実体験あり】いい出会いきっとある、強制婚活合宿

独身者は45日以内にパートナーを見つけなければ動物に変えられてしまう、という不条理な物語です。いかにも『籠の中の乙女』のヨルゴス・ランティモスらしいブラックな風刺の効いた内容になっていますね。今回はこの「強制婚活合宿」の映画の考察と、僕自身の婚活体験を絡めて書いていきます。
ドラマ

『籠の中の乙女』洗脳。子どもへの教育が人権侵害に変わるとき

ギリシアの鬼才、ヨルゴス・ランティモスの名を世に知らしめた怪作です。噂に聞いていた通り、本当に変な映画なのですが、「作り手が何を表現し、伝えようとしているのか」を読み取ることが非常に重要です。逆に言うと、画面上に映る事象をそのまま受け止めるだけでは鑑賞する意味が無いということなんですね。
ホラー

『ポゼッション』(1981) 【大傑作!】過剰な狂気を重戦車で引きずり回すような映画

僕の生涯ベスト10に余裕で入る変態映画です。それがなんと!公開40周年記念のHDリマスター版が2020年1月に日本の主要都市の劇場にて順次公開されたんですね~。嬉しい!嬉しいぞー!(カンボジア在住だから観に行けないけど)。てなわけで、今回は本作の劇場公開を記念して感想を書いてみることにしましたー。
ドラマ

『レクイエム・フォー・ドリーム』生き地獄!若く美しくありたい貴女へ贈る映画

ドラッグによって自らの身を滅ぼしていく人々を描いた作品なのですが、いちばん興味深いのは「女性は何歳になっても綺麗でありたいし、周りから褒められたい」という願望を描いている点です。言い換えると承認欲求ということなんですが、ダーレン・アロノフスキー監督はドSなので、そんな女性の心理をズタズタに引き裂くようなことを本作でやっちゃっています。
サスペンス

『アースクエイクバード』アリシアちゃん可愛い。脚本以外を見てやって下さい

可愛いアリシア・ヴィキャンデルちゃんがとても上手な日本語を話すだけで萌える映画。一生懸命練習したんだろうなぁと思うとまた嬉しさもひとしお。ただし、映画としては「ン?」という感がぬぐえませんね。 
サスペンス

『ヒドゥン・フェイス』元カノを抹消!綺麗な女子がえげつないことを・・・

宇宙音さんからオススメ頂いた一本。 「綺麗な女子がえげつないことを、、みたいな映画がお好きなら」とのことで。 はぁ? …何ですと? それは僕の大好物っす! でもどうやらネタバレ厳禁なタイプの映画のようだったので、あらすじは読まず、予告編も観ずに鑑賞。
サスペンス

『ちいさな独裁者』ピカレスクロマン × 絶対服従プレイ

権力ってチョ~気持ちイイ!!・・・よな?と観客に嫌なことを問いただしてくる映画ですね。何とも退廃的な内容で良かったです。
ホラー

『デーモン・インサイド』(2018) 【顔がコワイ】清楚系?サイコホラー

ぜんぜん知らない映画だったのですが、思わずジャケ買いしてしまいました。メインヴィジュアルが強烈だったので思わずポチっとしてしまったのです。しっかし、これが意外にも掘り出し物の良作だったんですよね~。観て良かったです!
ドラマ

『ブラック・クランズマン』説明過多だ!ラスト5分が蛇足である理由

面白かったし、好きな部類の映画だったんですが、ラスト5分がスッゲェ蛇足で、全体の良さを損ねてしまったと感じました。そのお話をば。
ドラマ

『ジョーカー』不幸の詰め合わせ!ジョーカー変身セット

ジョーカーになりたい人、手を挙げて〜。 そうか、世を憎む人間はこんなにも多いのか。 そんなジョーカー予備軍に朗報だぜ。 今日、ご紹介するのは、ごく普通の心優しい人間でも極悪非道な悪人になれる「ジョーカー変身セット」だ!
サスペンス

『ディアボロス 悪魔の扉』アル・パチーノの顔面芸を例えるなら

公開当時はあまり評判にならなかった印象だったんですけど…これは面白いではありませんか〜。これ、ダンナ目線で描いた『ローズマリーの赤ちゃん』みたいな映画ですそれから、アル・パチーノの「大げさな顔面芸」は本作では遺憾なく発揮されている点もポイント高いです。
サスペンス

『パラサイト 半地下の家族』ド底辺サバイバル!富裕層は貧困層の心を知らず

僕が紹介するまでもなく、『殺人の追憶』『母なる証明』で知られる鬼才ポン・ジュノ監督の最新作であり、<strong>韓国映画として初めてカンヌ映画祭でパルム・ドールを、アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した作品ジュノ監督は「本作の中盤以降の展開は絶対にネタバレしないように」と発言されているので、以下はネタバレなしの感想ですー。(監督の言葉通り、たしかに中盤ではエエーッ!と驚く展開がありましたしね。)
ドラマ

『クレイジー・リッチ!』酷評!結局、カネかよ…(いろんな意味で)

ハリウッドでアジア系のスタッフ、キャストによる映画が製作されて米国でヒット(3週連続1位!)したということは画期的。これはポリティカルコレクトネスという風潮に上手く乗っかった偽善的ヒットか?と邪推したくなるほどつまらない。
ホラー

『ローズマリーの赤ちゃん』(1968) 【永遠の謎】赤ちゃんはどんな顔をしている?

今回は本作の感想・考察ではなく、「謎」についての話です。この謎は長年に渡って僕の脳にこびり付いていまして、時々ふっと思い出しては「ありゃあ何だったんだろうな」と反芻するも答えが出ない話なんです。それはズバリ「ローズマリーの赤ちゃんはどんな顔?」です。
サスペンス

『フィフティ・シェイズ・ダーカー』ゲス不足!女同士のネチネチバトルが観たかったのになぁ・・・

女性向け官能映画シリーズ第二弾です!前作が予想外に楽しい映画だったので、続編もかなりやってくれるのではと期待ムンムンで観ましたー。しかし、結論としては「ダメだこりゃ」です。
サスペンス

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』にわかSM。本質は男女恋愛不一致

その年のゴールデンラズベリー賞の最低作品賞を受賞(最低脚本賞と最低スクリーンアサンブル賞も)していますが、そんなに酷い映画ではないと思う。むしろ、かなり面白かったですし、笑えました。3分の2くらいまでは・・・。
ホラー

『ミッドサマー』(2019) 大傑作!心が満たされる失恋映画(かつ宗教映画)

心が満たされる「幸せ」なホラー映画でした。 先に言いましょう。僕の本作への評価は10点満点です。 ドギツイ残酷描写、性描写が含まれていますが、それに反して観ている間の僕はずっと「幸せ」でした。こんなに心が満たされる映画は久しぶり。『シン・ゴジラ』以来です。 ジャンルとしてはホラー映画に分類されますが、表現方法がホラーなだけで、複数の重要な裏テーマが存在します。それらの裏テーマに心が動くかどうかが評価のポイントな気がします。
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