ぜんぜん知らない映画だったのですが、思わずジャケ買いしてしまいました。メインヴィジュアルが強烈だったので思わずポチっとしてしまったのです。
しっかし、これが意外にも掘り出し物の良作だったんですよね~。観て良かったです!

まずはメインヴィジュアルをご覧頂きたい。
作品概要
2018年製作/98分/カナダ
原題:What Keeps You Alive
監督・脚本・編集:コリン・ミニハン
撮影:デビッド・シューアマン
出演:ハナー・エミリー・アンダーソン/ブリタニー・アレン/マーサ・マックアイサック/ジョーイ・クレイン ほか
最愛の妻の恐ろしい本性を知った主人公の運命を描くサイコスリラー。結婚1周年を迎える同性夫婦ジャッキーとジュールズは、ジャッキーが幼少期に住んでいた湖畔の家にやって来る。その晩、湖の向かいに住むジャッキーの幼なじみが訪ねてくるが、微妙な雰囲気を感じたジュールズは翌日彼女のもとを訪ね、過去に起こった悲惨な水難事故の話を聞く。数日後、ジャッキーが突然ジュールズを崖から突き落とし瀕死の重傷を負わせる。必死で逃げようとするジュールズだったが、ジャッキーはライフルを手に彼女を追い詰め……。「ジグソウ ソウ・レガシー」でも共演したハンナ・エミリー・アンダーソンとブリタニー・アレンがジャッキーとジュールズをそれぞれ演じる。監督・脚本は「グレイヴ・エンカウンターズ」のコリン・ミニハン。
(映画.comより)
予告編
感想・考察(ネタバレなし)
ジャケ買いをしたと言っても、こちら↓の海外版ポスターではなく、
(IMDbより)
こちら↓の日本版に惹かれて…
こええええーっ!!!
お顔の怖さもさることながら、 顔と手のサイズ比がおかしい。
よく見て下さいよ。 斧を持った手の大きさに比べると…
顔がデカイ!
なんだか、キンタローみたいなサイズ比だよ。
わざとそういう違和感を演出したのか、それとも本当に顔がデカイのか、気になって仕方がなく、結果的にジャケ買い。
で、予備知識なしで観たせいもありますが、かなり楽しい98分間でしたね〜。 ひと言で言うと、清楚系サイコホラーです。
何が清楚かと言うと、血みどろの殺し合い展開があってもあまり直接的なグロ描写を押してこないんです。
最近は必要以上なグロ描写に躊躇がない映画が増えてきた気がしますが、本作はその逆です。内容の割にはグロ描写は比較的サラリとしています。 グロ描写に依存せずとも、しっかりとホラーとして楽しませてくれる演出の力量があるんですね。清楚だけど、グイグイ引っ張っていくパワーがあるんですよ。
見せる/見せないの演出のメリハリも効いていて、この監督はなかなかやりおる…。
(IMDbより)
また、主人公が女性2人だからなのか、全体的にキレイで上品な仕上がりです。
だってベートーヴェンの交響曲第7番・第2楽章(『愛のむきだし』でもおなじみ)が使われてますから、ちょっとヨーロッパ風というかアートの香りすらします。
ただ、観る人は選ぶ映画だとは思いますー。ツッコミどころを減点対象と考える人には合わないかと。話の展開は穴ボコだらけですから。「なぜ逃げん?」「詰めが甘すぎだろ」とかいくらでもツッコミは可能です。
でも、揚げ足取りの視点で観てしまうと、本作の本当の良さは見えてこないですよ。
この子(映画)はちょっと天然ボケなところもあるけど、清楚で気品があって芯の強い子なんですよ。 それに、あの顔のデカイ女優さんも本編を観てみると、意外と可愛らしいし。
僕の評価
7点/10点

ツッコミどころがあるから減点、という日本人の好きな評価方式では本作を楽しむことができません。良いところに目を向けましょう。
どうでも雑感
・映画でジャケ買いはたまーにやるんですが、今回みたいに当たりだった時は本当に嬉しいし、作品に愛着が湧くんですよねぇ。「ワシが掘り当てたんやで」と笑
・レズビアン要素とホラーは相性が良いような気がします。
鑑賞方法
『デーモン・インサイド』は下記のVOD(ビデオ・オン・デマンド)にて配信中です。
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※本ページの情報は2020年11月時点のものです。最新の配信・レンタルの状況は各サイトにてご確認ください。
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