けっこう評判が良かったので観てみましたが、これは僕には合いませんでしたねぇ。
ダークな画面づくりだったり、陰鬱な雰囲気づくりは嫌いではないのですが、その雰囲気づくりがちょっと、過ぎるというか・・・。

でも、物語自体はぜんぜん悪くないというか、むしろ良いほうなんですけどね。
作品概要
2017年製作/110分/G/スペイン・アメリカ合作
原題:Marrowbone
配給:キノフィルムズ
監督・脚本:セルヒオ・G・サンチェス
撮影:シャビ・ヒメネス
音楽:フェルナンド・ベラスケス
出演:ジョージ・マッケイ/ミア・ゴス/チャーリー・ヒートン/マシュー・スタッグ/アニャ・テイラー=ジョイ ほか
「ジュラシック・ワールド 炎の王国」でメガホンをとったスペインの気鋭J・A・バヨナ監督が製作総指揮を務め、不気味な何かがうごめく屋敷に隠された謎に翻弄される兄弟の姿を描いたサスペンススリラー。バヨナ監督の出世作「永遠のこどもたち」「インポッシブル」で脚本を手がけたセルヒオ・G・サンチェスが初監督を務め、「はじまりへの旅」のジョージ・マッケイ、「スプリット」のアニヤ・テイラー=ジョイら英米の若手俳優たちが主人公となる兄弟を演じた。森の中にたたずむ大きな屋敷で、不思議な5つの掟を守りながら暮らすマローボーン家の4人兄弟。忌まわしい過去を振り切り、この屋敷で再出発を図る彼らだったが、母親が病死し、凶悪殺人鬼である父親を殺害したことをきっかけに、明るい日々への希望はもろくも崩れ出す。父親の死体を隠した屋根裏部屋からは不気味な物音が響き、鏡の中には怪しい影がうごめき、やがて掟が次々と破られていく。心身ともに追いつめられた兄弟の長男ジャックは、妹や弟たちを守るため、ある決断を下す。
(映画.comより)
予告編
感想・考察(ネタバレなし)
泉里香みたいな美人が「今夜は陰鬱な気分になりたいの。何かいい映画ない?」と訊いてきたらドキドキしてしまいますね。
それはどうでもいい妄想なんですが、そんな時はスッと本作を差し出しましょうかね。
(この先、泉里香は関係ありません)
最近観たなかではダントツで陰鬱な映画でした。
お話は陰惨そのもの。画面は終始暗いし、淡々とゆったりとした展開、そして息を潜めたように静かです。
おぬし、寝かす気か…。
と言いたくなるほどの催眠映画というか、不思議なリラクゼーション効果があると思います。
陰鬱なのにリラクゼーション、というのがよく分からないのですが、それが本作の特色かなぁと。
実際に僕は何度か寝落ちしてしまったために、複数回に分けて観ることになりました。「あ〜、寝られへん」という夜は『マローボーン家の掟』オススメでございます。
陰鬱で気が滅入る眠気を催すという効果があることから、出撃前の軍隊に本作を観させると戦意喪失するのではないでしょーか。人質を盾に立て篭もった犯人に観させてもいいかもしれません。
なので、社運を懸けたプレゼンの前に本作を観てはいけませんし、意中の相手とのデート前に観てもいけません。
それが『マローボーン家の掟』を観る際の掟だと思いますー。
僕の評価
4点/10点

悪い映画だとは思いませんが、ちょっと陰鬱すぎて僕には合わなかった。。。
どうでも雑感
・ほんと暗い話なんですけど、最後は救いがある感じなので、最後まで観ることができれば後味は悪くないと思いますー。
・眉毛の薄いミア・ゴスちゃんはけっこう可愛いな~。え?リメイク版『サスペリア』にも出てたの?全然記憶にないなぁ・・・。
鑑賞方法
『マローボーン家の掟』は下記のVOD(ビデオ・オン・デマンド)にて配信中です。
・TSUTAYA TV |30日間無料お試し期間実施中

※本ページの情報は2020年11月時点のものです。最新の配信・レンタルの状況は各サイトにてご確認ください。
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