僕は映画本編だけでなく、予告編を観るのも好きです。
予告編として出来が良いものを観るとガッとテンションが上がります。
映画本編はイマイチでも、予告編の方は大好き!という作品もあったりします。例えば『ボルケーノ』(1997)とかエメリッヒ版ゴジラ(1998)とか。
で、これまで数多く観てきた中でも最高の予告編と言えば、『ガメラ2 レギオン襲来』に他ありません。
これは映画本編も素晴らしい大傑作なのですが、この予告編は本編が持つ熱量をそのままギュッと凝縮した内容になっており、作品のダイジェスト化という意味ではこれ以上ない出来だと思います。
本編を観なくても予告編だけで気分が熱く高揚してきますが、本編を観た後だと尚更です。
この予告編、何がそんなに良いのかと言うと…
・大谷幸さんによる前作の音楽を使用。これがもう爆発的に盛り上がります!
・「最終防衛戦」や「殲滅戦」などのパワーワードの連打!
・「火力をレギオンの頭部に集中し、ガメラを援護せよ!」などグッとくる台詞の数々!
・インパクトのある特撮シーンをどうだと言わんばかりにキメで見せつけてくる!
・可愛い水野美紀さん!
も〜、一言で言うと、血沸き肉踊る予告編なのです。
どうぞご覧ください!
以下、何となく予告編を文字起こししてみました。だって台詞を全て復唱したくなるくらい好きですから。
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G2
(前作のガメラのプラズマ火球)
2
/ドーンッ\
「隕石落下地点は支笏湖南西、約1キロの地点!官房小隊に出動要請!」
「今朝方から市の南部あちこちでも異常が報告されているんですよ」
「オペレーション、オペレーション」
「移動体通信基地局、回復できません!」
「酸素濃度78%…通常の4倍…!」
「あの隕石と何か?」
「まさか宇宙生物!?」
「作戦開始は20:00(にーまるまるまる)」
「札幌中心部から6キロ四方は間違いなく壊滅だ」
「あれが…ガメラ…」
「ガメラが私たちを守っている」
「主がお前の名は何かとお尋ねになるとそれは答えた。我が名はレギオン。我々は大勢であるがゆえに」
「レギオン…」
「あなた、ガメラの心が見えるの?」
「ガメラは生きています。必ず復活します。だって…」「だって?」
「ガメラはレギオンを許さないから(キリッ)」
「小型レギオン、飛翔確認!」
「いけない…」
地球外
生物
/ドーンッ\
「最大出力で頼む!」
電磁波
/ドーンッ\
「火力をレギオンの頭部に集中し、ガメラを援護せよ!」(めっちゃええ声)
最終防衛線
/ドーンッ\
「群れはここで一挙に殲滅する」
殲滅戦
/ドーンッ\
「巨大レギオン、最終防衛ライン突破します!」
(ここから血沸き肉踊る音楽!)
ガメラ2レギオン襲来
「Gamera 2 : The real guardian of The universe」
消滅するのは
日本か
レギオンか
(爆風に苦悶するガメラ)
’96年夏、日本崩壊
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くぅ〜っ!この予告編を何回繰り返して観たことか。
改めて思うのは本編の出来に100%の自信を持った予告編であるということです。本編の感想はまたいずれ書きたいと思っておりますー。
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