『君の名は。』(2016) 【理解不能】養老孟司っぽく言うなら、感性の壁。

映画『君の名は。』の一場面 SF
(C)2016「君の名は。」製作委員会
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むむむ〜。これはヒジョーに感想が書きにくい! 

決して悪い作品だとは思いませんが、ぜんぜん良さが分からない。 観ている間、何も感じるものが無いのです。

楽しい!ワクワクする!美しい!怖い!おったまげー!…などの映画に対するリアクションが不思議にも全く出てきませんでした。それはもう自分の感情というものが急に枯渇してしまったのではと不安になるほど。 

かと言って、批判するほどの怒りも湧いてこない。深読みをしようという気力も生まれない。観ている間は心が常に無関心であった、とでも言いましょうか。


タイレンジャー
タイレンジャー

なぜこんなにも爆発的ヒットになったのか、僕なりに考えてみました。

作品概要

2016年製作/107分/G/日本
配給:東宝
監督・原作・脚本:新海誠
製作:市川南 川口典孝 大田圭二
企画・プロデュース:川村元気
音楽・主題歌:RADWIMPS
出演:神木隆之介/上白石萌音/長澤まさみ/市原悦子/成田凌/悠木碧 ほか

「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」など、男女の心の機微を美しい風景描写とともに繊細に描き出すアニメーション作品を手がけ、国内外から注目を集める新海誠監督が、前作「言の葉の庭」から3年ぶりに送り出したオリジナル長編アニメ。「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などで知られる田中将賀がキャラクターデザインを手がけ、「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」などスタジオジブリ作品に数多く携わってきた安藤雅司が作画監督、主題歌を含む音楽を人気ロックバンドの「RADWIMPS」が担当した。国内興行ランキングでは公開から29週連続でトップ10入りを果たし、興行収入250億円を超える歴史的な大ヒットを記録。第40回日本アカデミー賞ではアニメーション作品として初の最優秀脚本賞を受賞した。1000年ぶりという彗星の接近が1カ月後に迫ったある日、山深い田舎町に暮らす女子高生の宮水三葉は、自分が東京の男子高校生になった夢を見る。日頃から田舎の小さな町に窮屈し、都会に憧れを抱いていた三葉は、夢の中で都会を満喫する。一方、東京で暮らす男子高校生の立花瀧も、行ったこともない山奥の町で自分が女子高生になっている夢を見ていた。心と身体が入れ替わる現象が続き、互いの存在を知った瀧と三葉だったが、やがて彼らは意外な真実を知ることになる。声の出演は瀧役に神木隆之介、三葉役に上白石萌音。その他、長澤まさみ、市原悦子らが出演。

映画.comより)

予告編

「君の名は。」予告

感想・考察(ネタバレなし)


何も感じなかったらのだから感想が書けるわけもなく、とりあえずネット上の様々な感想を参考に読んでみました。 好意的な感想、評論の方を多く読みましたが、どれを読んでもピンと来ませんでした。 

・風景が美しい

・内省的な作風の新海誠が娯楽性や大衆性にアプローチした結果、バランスの良い仕上がりになった。

・RADWIMPSの音楽と映像の相乗効果

・ほどよく恋愛、ほどよくSF

・適度に難解な物語

・男女双方が感情移入しやすい 


一方で、なぜ本作が記録的な大ヒットになったのかは理屈ではなんとなく理解はできました。

 ・もともと新海誠のファンは潜在的に多かった

・川村元気のプロデュース能力

・RADWIMPSのファンがこぞって鑑賞した(ファンがかなり多いという仮説のもとに)

・これが普段は劇場に足を運ばない層の取り込みに成功・誰が観ても一定以上楽しめる内容

・SNSでの口コミ効果・遅れてメディアも取り上げる 


まぁ、これでも理解はできても納得はできませんがねぇ。 

感覚的に捉えても、理屈で考えても、良さが理解できないのならそれはもう… 感性が合わない の一言に尽きるかと思います。 

作品と鑑賞者個人の相性の問題です。 僕が『プリティウーマン』や『フォレスト・ガンプ』を観たときもこんな感じでした。何一つ心に響かないのです。 

でも、大ヒットが証明するように、本作は時代の感性にはマッチした。特にメインターゲットとなる10代〜20代の層には。 これは世代の問題なのでしょうか?感性が大人な人には合わないということ? 

じゃあ今37歳の僕が高校生の時に本作を観ていたらハマっただろうか、と考えてみましたが、たぶん酷評していただろうと思います。当時は『タイタニック』に対して本作と同じような思いを抱いていましたから。 

だから本作と僕を隔てるものは、世代の壁なのではなく、感性の壁なんだと思うのです。 身も蓋もない結論ですが、それを踏まえると何一つ心に響かない、語る要素が無い、というのも仕方ないかなぁと。 まぁ、観る前からそれは見当がついていたのですが、ここまでマイハートにカスリもしないとは思いませんでした。

僕の評価

3点/10点

タイレンジャー
タイレンジャー

おっぱいが揺れる描写だけは良かった気がします。

どうでも雑感

・たまたまかもしれませんが、日本で爆発的ヒットをする映画って主題歌が前面に出ているものが多いですよね。『ボディガード』『タイタニック』『アルマゲドン』『アナと雪の女王』・・・。主題歌に乗せられやすい?そんな単純な話でもないですかねぇ。

・本作の公開当時はと言うと、僕は『シン・ゴジラ』の方で忙しくて本作の方には関心が向かなくて、結局タイミングが遅くなっちゃったんですよねぇ。

鑑賞方法

『君の名は。』は下記のVOD(ビデオ・オン・デマンド)にて配信中です。

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・TSUTAYA TV |30日間無料お試し期間実施中

※本ページの情報は2020年11月時点のものです。最新の配信・レンタルの状況は各サイトにてご確認ください。

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