『ウーナ 13歳の欲動』【感想・ネタバレなし】まだ愛してるvs.もう過去のこと(ルーニー・マーラ脱ぎます)

映画『ウーナ 13歳の欲動』の一場面 ドラマ
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13歳の少女と隣人のオッサンの禁断の愛から15年後の再会を描く映画。
つまり、「未成年と淫行」から15年ぶりに両者が会うという訳です。
うーむ、この下世話トピックは見逃せない。。。

タイレンジャー
タイレンジャー

僕の好きなルーニー・マーラちゃんが脱いでます。

作品概要

原題:Una
2016年/イギリス、アメリカ、カナダ/94分
監督:ベネディクト・アンドリューズ
原作:デヴィッド・ハロワー
脚本:デヴィッド・ハロワー
撮影:ティミオス・バカタキス
音楽:ジェド・カーゼル
出演:ルーニー・マーラ/ベン・メンデルソーン/リズ・アーメッド/// ほか

「キャロル」のルーニー・マーラの主演で、デビッド・ハロワーのオリビエ賞受賞戯曲「ブラックバード」を映画化。13歳の時、父娘ほど歳の離れた隣人レイと許されざる恋に落ちたウーナ。2人は互いに愛し合っていたが、レイは少女と関係を持ったことで逮捕され、4年間の服役の末に町から姿を消した。一方、ウーナは大人になった現在も未だにレイのことが忘れられないまま、行きずりの男と関係を持ち、抜け殻のような日々を送っていた。そんなある日、レイの居場所を突き止めたウーナは、15年ぶりにレイと再会を果たすが……。共演に「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のベン・メンデルソーンとリズ・アーメッド。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2017/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」(17年7月15日~8月18日)上映作品。

(映画.comより)

予告編

『ウーナ 13歳の欲動 』予告編

感想・考察(ネタバレなし)

興味深い話だけど方向性を見誤った?

元カレ(既婚)の職場と自宅に突撃訪問をするというヤバイ女の話。

昔の交際相手が職場に訪ねて来たら迷惑、ってのは男女問わず同じだと思う。それがルーニー・マーラちゃんであっても僕は喜べない。
本作もまさにそんな状況から始まるのだ。

男「仕事中…だぞ?」

女「…来ちゃった♡」

こええええ!

しかも、中間管理職である男は、社員の人員整理の発表をしなくてはいけない重責を担った日だ。よりによって、こんな日に来るなよ!他の社員の目が気になるので、話を聞かれぬよう会議室で話す2人。うろたえる男。当然、その後のリストラ発表も上手くいかない。なんて日だ!

しかし、男がこれだけ動揺するということは、相当に後ろめたい交際であったはず。
しかも、15年ぶりの再会だ
…15年ぶり?そう。女は当時13歳の少女。元カレである男は親ほども歳が離れたオッサンだったのだ!周囲の目を掻い潜り愛を育んだ2人…。

そんな2人が再会をするのだ。まるで「ロリータ」のこうであったかもしれないその後、のような。下世話な題材を好む当ブログにうってつけの話じゃないか。

「まだ愛してる!」な女と「俺には家庭がある!」な男との決戦の火蓋がいま、切って落とされた!

第一ステージは男の職場。男はリストラ発表の日だ。
第二ステージは男の自宅。男はホームパーティー主催の日だ。
男は文字通りのホーム戦でありながら、状況は圧倒的不利。上司の目が!奥さんの目がぁぁ!

そもそも隣の家の13歳に手を出すってどういうこと?
女の子もさぁ、あのオッサンのどこが良かったの?

てな具合にゲス目線で観れば、楽しい映画ではないでしょうか。
と言うのも、本作は下世話な話なのに、マジメを気取っている「面白くない奴」なのだ。
どう考えても本作はブラックコメディか、サイコスリラーなのに、真面目で繊細な人間ドラマのフリをする。自分の見せ方を分かってない感じなんですね。「メガネ外したら美人なのに」みたいな。ちょっと違うか。

登場人物の言動はかなりぶっ飛んでいて、笑えてくるレベルなのに勿体ないよねぇ。ぶっ飛び過ぎていて、女性であってもルーニーちゃんが演じるキャラクターに感情移入するのは難しいと思う。だからこそ、自虐ネタ化して欲しかったのだけど。

ルーニー・マーラちゃんは薄幸の役作りが過ぎたのか、本作では全然可愛く見えない。もはや別人である。例え薄幸役であっても主演女優を魅力的に撮らんでどうする?監督やカメラマンが悪いっ!女優を口説く勢いで撮らんかい!という、ファン目線なクレームを入れたくもなる。

でも、ルーニーちゃんがシッカリ脱いでくれたのは、ありがたき幸せに存じます。

(画像は映画.comより引用)

僕の評価

4点/10点

タイレンジャー
タイレンジャー

うーむ。女性の立場から見たら切ない話かもしれないけど、ちょっと感情移入は難しいのかな。トーンも真面目過ぎたか。

どうでも雑感

・ルーニーちゃんは色んな作品で脱ぎまくりですな。僕が知る限りで脱いでいるのが『ドラゴンタトゥーの女』『サイド・エフェクト』『キャロル』そして本作。

鑑賞方法

2020年10月時点で『ウーナ 13歳の欲動』はRakuten TV、ビデオマーケット、ネットフリックスで動画配信されております。
また、DMM.comの宅配DVDレンタルにて鑑賞をすることができます。初月は無料です!

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