いや~、ジェリー・ブラッカイマーらしい映画ですね。ザ・90年代ですね。最初はちょっとバカにしていた映画ですが、今になって観ると案外と楽しめます。

三大ハゲもいいけど、もっといい味を出していたのはあの脇役。
作品概要
1997年製作/114分/アメリカ
原題:Con Air
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
監督:サイモン・ウェスト
製作:ジェリー・ブラッカイマー
脚本:スコット・ローゼンバーグ
撮影:デビッド・タッターサル
音楽:マーク・マンシーナ トレバー・ラビン
出演:ニコラス・ケイジ/ジョン・キューザック/ジョン・マルコヴィッチ/ヴィング・レイムス/ミケルティ・ウィリアムソン/モニカ・ポッター/ランドリー・オルブライト/レイチェル・ティコティン/コルム・ミーニイ/ダニー・トレホ ほか
凶悪犯たちにハイジャックされた囚人犯専用の護送機で、孤立無援の戦いを挑む男の活躍を描いた航空パニック・アクション。特異なシチュエーションとキャラクターが織りなすストーリーとアクションのおもしろさ、爆破シーンの迫力が見どころ。監督は音楽ビデオやCMの演出家として活躍し、これが初の劇場用長編となるサイモン・ウェスト。脚本は「デンバーに死す時」「ビューティフル・ガールズ」のスコット・ローゼンバーグのオリジナル。製作は「ザ・ロック」のジェリー・ブラッカイマー、音楽は「スピード2」のマーク・マンチーナと「グリマーマン」のトレヴァー・ラビンの共同。主演は「ザ・ロック」のニコラス・ケイジ、「訣別の街」のジョン・キューザック、「狼たちの街」のジョン・マルコヴィッチ。共演は新星モニカ・ポッター、「トゥリーズ・ラウンジ」のスティーヴ・ブシェミ、「素顔のままで」のヴィング・レイムズ、「キルトに綴る愛」のミケルティ・ウィリアムソン、「悪魔たち、天使たち」のレイチェル・ティコティン、「ウェールズの山」のコーム・ミーニーほか。
(映画.comより)
予告編
感想・考察(ネタバレなし)
ハゲと爆薬
と書くと、なんだか遠藤周作の名著『海と毒薬』みたいに聞こえますね。
もちろん本作『コン・エアー』がそんな格調高い作品であるはずはなく、ジェリー・ブラッカイマー製作による大味アクションです。
僕は当時は本作を観もせずに半笑いであしらっていたのですが、今になって観てみるとコレがなかなか面白かったのですよね~。
超凶悪な囚人ばかりを乗せた移送機ということで、登場人物はみんなキャラが立っていますね〜。悪人オールスター戦の様相を呈しています。
その中でも自然と目が行くのがハゲ率の高さ。今でこそハゲが集うアクション映画と言えば『ワイルド・スピード』シリーズですが、90年代のハゲ集結アクションと言えば本作が代表格ですね。
ニコラス・ケイジ
ジョン・マルコビッチ
ヴィング・レイムス
ワイスピの三大ハゲに負けず劣らずクセが強いな〜。「悪そうなヤツはだいたい友達」と口ずさみたくなる面々です。
(IMDbより)
あと、本作は使用している爆薬の量も相当なものです。この世の乗り物の主成分は爆薬であるのかと思うほどの世界ですよ。
またはジェリー・ブラッカイマーの実家は爆薬屋で、映画一本につき一定量以上の爆薬を使用すること、という契約条項があるのかもしれません。90年代は爆薬屋が儲かる時代だったのかもですねぇ。
さて、コロナの影響で過去の名作が大々的に劇場公開されている今。本作もぜひ劇場で観てみたいものです。
個人的な考えですが、本作を僕の住むカンボジアの劇場で上映したら館内が爆笑で揺れること間違いないと思います。
と言うのも、本作にはカンボジア人が好きな「オカマをネタにした笑い」がちょこちょこ挟まれるからです。
(IMDbより)
↑いいキャラだったオカマちゃん。
ハゲと爆薬に次いで存在感を発揮したのは伏兵、オカマちゃんだったのです。
僕の評価
7点/10点

アクションよりもコメディの要素のほうが面白いような気がしますが、全体的に大味に楽しめるので、細かいこたぁ気にしません。
どうでも雑感
・当時のニコラス・ケイジは「心がイケメン」キャラが定着していましたね。本作はまさにその典型で、本当に心がイケメン過ぎます。
・個人的には日本語吹き替え版の方が書く登場人物のキャラが立つと思うのでオススメ。
鑑賞方法
『コン・エアー』は下記のVOD(ビデオ・オン・デマンド)にて配信中です。
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※本ページの情報は2020年11月時点のものです。最新の配信・レンタルの状況は各サイトにてご確認ください。
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