『ランペイジ 巨獣大乱闘』感想:「怪獣」ではなく、「動物」

映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』の一場面 SF
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ゴリラとワニとオオカミが巨大化&凶暴化!そこにドウェイン・ジョンソンが絡むという暑苦しい映画。それなりには楽しめますが、僕の中では「これは決して怪獣映画ではない」という点は声を大にして言いたいことでして。

タイレンジャー
タイレンジャー

そもそも怪獣とは?

作品概要

原題:Rampage
2018年/アメリカ/108分
監督:ブラッド・ペイトン
脚本:ライアン・イングル/カールトン・キューズ/ライアン・J・コンダル/アダム・スティキエル
撮影:ジャロン・プレサント
音楽:アンドリュー・ロッキングトン
出演:ドウェイン・ジョンソン/ナオミ・ハリス/マリン・アッカーマン/ジェフリー・ディーン・モーガン ほか

巨大化した動物たちが暴れまわる、1986年に発売されたアーケードゲーム「RAMPAGE」をベースに、「ワイルド・スピード」シリーズのドウェイン・ジョンソン主演で描くパニックアクション。ある遺伝子実験の失敗によってゴリラ、オオカミ、ワニの3頭が巨大化し、凶暴化してしまう。さまざまな動物の長所を取り入れた遺伝子によって巨獣と化した3頭の動物たちには、軍による攻撃も効果がない。巨獣たちはやがて大都会シカゴへと到達し、街中で破壊活動を繰り広げる。元特殊部隊員で動物学者の主人公デイビス・オコイエをジョンソンが演じるほか、ナオミ・ハリス、マリン・アッカーマン、ジェフリー・ディーン・モーガンらが共演。「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」「カリフォルニア・ダウン」でもジョンソンとタッグを組んだブラッド・オペイトン監督がメガホンをとった。

(映画.comより)

予告編

映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』本予告【HD】5月18日(金)公開

感想・考察(ネタバレなし)

日米の怪獣観の違いを感じさせる

日本では怪獣映画であるかのような宣伝をされているけど、これは怪獣映画ではなく、動物映画。怪獣映画のつもりで観るとガッカリするんじゃないかなぁと。

そもそも日本と米国では怪獣観が異なる。日本人にとっての怪獣は神の化身で、米国人にとっては動物(や恐竜)の延長線上の生き物、という捉え方が多い。

実際に1998年のハリウッド版ゴジラが公開された際、ローランド・エメリッヒ監督は「Godzillaはアニマルだ」と発言している。確かにGodzillaがニューヨークに上陸したのは都市破壊が目的ではなく、産卵というごく生理的な目的であった。やはりただの大きなアニマルなのだ。

※僕はGodzillaの奇抜なトカゲ風のデザインは気に入っている。ただ、怪獣映画ではなく、動物映画であったことには失望した。

本作の巨獣たちも、あくまで巨大化した動物にすぎない。それに、巨大化はなぜか途中で止まる。どういう訳か、都市を破壊し始めた途端に巨大化は止まってしまったような気がした。そもそも巨大化し続けるなら、巨大化する描写は絶対に必要なんだけど、それが全く無い。だから、巨大化の実感が湧かないのは残念。

巨獣たちはシカゴの摩天楼においては、怪獣と呼ぶにはあまりに小さすぎる。威風堂々とビルをなぎ倒すのではく、ジャングルの中を縦横無尽に動き回る小さな猿のようだ。
怪獣ではなくアニマル、という決定的な違いを予め認識しないと、ただのショボい映画で終わってしまうだろう。日本人にとっては。

なので、日本版のポスターやキャッチコピーは誤解を招くものだと思う。本質的には動物映画なのに、怪獣が好きな人に向けた宣伝をしているからだ。まぁ、そんな事も織り込み済みのヤケクソ宣伝っぽいから別にいいんだけど…。

映画そのものはどうかって?それなりには楽しめるし、退屈はしないけど、全ての要素が「どこかで見たことがある」感じ…。周りのカンボジア人客の反応も微妙っぽかったかな。
カンボジア人にとっての怪獣は神か?動物か?今度聞いてみよーっと。

(画像は映画.comより引用)

僕の評価

5点/10点

タイレンジャー
タイレンジャー

怪獣映画を期待すると肩透かしですが、動物パニック映画だと思えばまあまあですかね。

どうでも雑感

・ゴリラのど下ネタにはカンボジアの観客は大爆笑してました。

鑑賞方法

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