『RAW〜少女のめざめ〜』感想・考察:悪趣味グロ映画かと思ったら家族愛の話だった

映画『RAW〜少女のめざめ〜』の一場面 ホラー
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はい。人肉食少女の話でーす。

人肉食少女って語呂が悪いな。何か他の言い方は無いものか。

かと言って、食人少女とか人喰い少女だと、ちょっと語弊があるんだよなぁ。

タイレンジャー
タイレンジャー

グロそうな匂いがプンプンしますが・・・?

作品概要

原題:Grave/RAW
2016年/フランス、ベルギー/98分
監督:ジュリア・デュクルノー
脚本:ジュリア・デュクルノー
撮影:ルーベン・インペンス
音楽:ジム・ウィリアムズ
出演:ガランス・マリリエール/エラ・ルンプフ/ラバ・ナイト・ウフェラ/ローラン・リュカ ほか

2016年・第69回カンヌ国際映画祭で批評家連盟賞を受賞した、フランス人女性監督ジュリア・デュクルノーの長編デビュー作品。厳格なベジタリアンの獣医一家に育った16歳のジュスティーヌは、両親と姉も通った獣医学校に進学する。見知らぬ土地での寮生活に不安な日々を送る中、ジュスティーヌは上級生からの新入生通過儀礼として、生肉を食べることを強要される。学校になじみたいという思いから家族のルールを破り、人生で初めて肉を口にしたジュスティーヌ。その行為により本性があらわになった彼女は次第に変貌を遂げていく。主人公ジュスティーヌ役をデュクルノー監督の短編「Junior」でデビューしたガランス・マリリエールが演じる。

映画.comより)

予告編

『RAW〜少女のめざめ〜』予告編

感想・考察(ネタバレなし)

まぁ、とにかく少女が人肉の味をしめてしまうという内容で、「失神者続出!」なんてすっかりキワモノ扱いの本作。

が、実際に観てみると、人肉を喰らうというのは表面上の事象であって、「本当のテーマは何なのか」といろんな解釈が楽しい映画でしたねー。

例えば少女が大人の女性なることを表しているとか、性的マイノリティーの比喩だとか、現代的な吸血鬼の話とか。

十人十色の解釈があっても不思議じゃない。

個人的な解釈としては『ゴッドファーザー』みたいな話だなーと。ネタバレにならないよう、ざっくり書くと、「家族の血には抗えない」ということ。

両親と兄妹は同じ血を分けた人間。

どんなに家族とは違う生き方を望んでも、または違う生き方を仕込まれても、家族の血には勝てないし、それは決して変えることができない部分。

でも、自分の中に流れる家族の血を受け入れるときが、大人になるときなのかも。

まさか、人肉食から家族の話になるとはねぇ。

人肉食の他にも、少女の立ちションとか、陰毛除去とか、『ピンク・フラミンゴ』ばりに悪趣味映像ながら、最後の意外な着地点(家族の話)にウーンと唸らされた一作。

僕の評価

7点/10点

タイレンジャー
タイレンジャー

いい意味で意外性のある話でした。グロ映画に見せかけておいて、家族というものを描く手腕は鮮やか!

どうでも雑感

・本作の主人公と同年代の人には本作の真のテーマは今一つ共感しにくいかもしれません。親世代になると、理解できることも多いかと。

鑑賞方法

『RAW 少女のめざめ』はU-NEXTで鑑賞できます。31日間無料トライアルキャンペーンがあるのでぜひ。
本ページの情報は2020年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
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