『ダブルチーム』感想:ロッドマンの映画にお呼ばれされたヴァンダム

映画『ダブルチーム』の一場面 アクション
この記事は約4分で読めます。

なぁ、みんな

爆発に巻き込まれそうになったら、

自動販売機を使えば助かるんだぜー!!

という無駄話をしたくなる映画。

タイレンジャー
タイレンジャー

こんな自動販売機の使い方、観たことありません!

作品概要

原題:Double Team
1997年/アメリカ/93分
監督:ツイ・ハーク
脚本:ドン・ジャコビー/ツイ・ハーク
撮影:ピーター・パウ
音楽:ゲイリー・チャン
出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム/デニス・ロッドマン/ミッキー・ローク/ポール・フリーマン/ナターシャ・リンディンガー ほか

“香港のスピルバーグ”の異名をとるツイ・ハーク監督のハリウッド進出第1作となったハード・アクション。元CIAの秘密工作員クインと長年の宿敵であるテロリスト、スタブロスの対決が、激しい銃撃戦や迫力の爆破シーン、また激しくぶつかり合う肉弾戦の連続でスピード感たっぷりに描かれていく。NBAのスーパー・プレイヤー、デニス・ロッドマンがクインに味方する闇の兵器ブローカー役で初の映画出演を果たしたのも話題となった。

映画.comより)

予告編

Double Team // Trailer // Jean-Claude Van Damme

感想・考察(ネタバレなし)


本作は当時のNBA界のスーパースター、デニス・ロッドマンの映画デビュー作です。

ロッドマンは全身のタトゥー、ゴツいピアス、派手な髪色と不良っぽいルックスながら、7年連続リバウンド王を獲得するなど、NBA屈指のプレイヤーであった。『スラムダンク』の主人公、桜木花道のモデルだという俗説もあります。最近のロッドマンは金正恩のお友達としても有名ですが。

そんな彼がシカゴ・ブルズの黄金期メンバーとして人気絶頂だった頃に制作された本作は完全に「ロッドマンありきの企画」だと思いますー。

映画の中ではヴァンダムが主人公で、エキセントリックな相棒役がロッドマンという立ち位置ながらも、実際はどう考えても「ロッドマンの映画にヴァンダムがお呼ばれされた」という図式。

だって、本作はコカコーラ社が出資してるんですよ!遠慮は抜きで言わせてもらうと、ただのヴァンダム映画じゃそんなスポンサー付かないでしょ。うえーん。

実際、本作を見る限りでは、ヴァンダムのマトモな主人公っぷりはロッドマンの引き立て役でしかなく、アクションもいつもよりキレが無い印象。ロッドマンとの異色のコンビには化学反応が…起きませんでした。

「オレ様が引き立て役かよ」と思ったかどーかは分かりませんが、ヴァンダムの目が急速に虚ろになっていったのはこの頃からと記憶しています。

ロッドマン様の映画にお呼ばれされたのはヴァンダムだけではありません。

まずは悪役を演じたミッキー・ローク

当時は完全に低迷期ながらも、本作では不敵な悪役を好演。

だがしかし、ヴァンダムとの肉弾戦はさすがに格の違いがありすぎて噛み合わせが悪く、お互い不完全燃焼に。

もう1人ははるばる香港からお呼ばれされたツイ・ハーク監督

当時は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズ(通称、ワンチャイ)でヒットを連発しており、香港のスピルバーグとして知られていた存在。

得意の肉弾戦アクションで、ハリウッドでも本領発揮なるかと期待されましたが、どうもこちらも不完全燃焼。

ウィキペディアによると、香港に比べ制約の多いハリウッドの製作システムに大いに不満があったのだそう。

と言うわけで、お呼ばれされた三人衆だけど、

ヴァンダムはスネてしまい、

ミッキー・ロークは肉弾格差で損をし、

ツイ・ハークはブーブー不満を言う、

という状況の中で、メインのロッドマンは問題児であるという、誰も得をしない現場の雰囲気が察せられるという、そんな映画の出来よ…。

盤石の布陣でロッドマン映画をを盛り上げる!…はずが、人員配置の噛み合わせが悪かったという映画ですね。

肝心のロッドマン自身も、奇抜な容姿の武器商人という役の設定は良かったものの、特に見せ場は無く、ドヤ顔で決めセリフを言うだけで満足している感があり、うまく作品に溶け込めてないんですわな。

まぁ、演技未経験の現役スポーツ選手に準主役をやらせる事自体に無理があるんですけどね。

ちなみに、ラストの大爆発で見事な活躍を見せる自動販売機は、本作のスポンサーであるコカ・コーラ社のものです。

爆発から身を守るには、コカ・コーラ社の自動販売機を盾にすれば助かるのだと、本作は教えてくれます。皆さん、ぜひ覚えておきましょう。

(画像はIMDbより引用)

僕の評価

3点/10点

タイレンジャー
タイレンジャー

ヴァンダムはこのあたりから仕事に恵まれなくなっていきます。本作での扱われ方(ロッドマンの引き立て役)にその兆候が・・・。

どうでも雑感

・それでもヴァンダムとツイ・ハークは翌年の『ノック・オフ』という作品でもタッグを組んでるんでうよね。

鑑賞方法

『ダブルチーム』はU-NEXTで鑑賞できます。31日間無料トライアルキャンペーンがあるのでぜひ。

U-NEXT

本ページの情報は2020年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
ご確認ください。

そのほかのヴァンダム映画

0

コメント