懐かしいですね〜。僕は小学5年生の時にゴールデン洋画劇場で観たのを覚えています。(『ターミネーター2』の翌週の放送が本作だった)
エディ・マーフィー主演、ジョン・ランディス監督の『大逆転』コンビによる本作は、当時エディ史上最大級のヒット作となりました。
今回、久しぶりに再見してみて、注目したのはエディ・マーフィーではなく、他のとある俳優でした。
作品概要
1988年製作/アメリカ
原題:Coming to America
配給:UIP
監督:ジョン・ランディス
脚本:デビッド・シェフィールド バリー・W・ブラウスタイン
撮影:ウディ・オーメンズ
音楽:ナイル・ロジャース
出演:エディ・マーフィ/アーセニオ・ホール/シャーリー・ヘドリー/ジェームズ・アール・ジョーンズ/ジョン・エイモス ほか
理想の花嫁を求めてニューヨークへやってきたアフリカのとある王国のプリンスの巻き起こす一大騒動を描くコメディ映画。エグゼクティヴ・プロデューサーはレスリー・ベルツバーグとマーク・リプスキー、製作はロバート・D・ワックスとジョージ・フォルシー・ジュニア、監督は「サボテン・ブラザース」のジョン・ランディス、原案・主演はエディ・マーフィ、脚本はデイヴィッド・シェフィールドとバリー・W・ブラウステイン、撮影はウディ・オーメンズ、音楽はナイル・ロジャースが担当。共演はアーセニオ・ホールほか。日本版字幕は戸田奈津子、監修は景山民夫。カラー、ビスタサイズ。1988年作品。
(映画.comより)
予告編
感想・考察(ネタバレなし)
内容としては貧富の格差、文化の違いをベースにした恋愛コメディで、最後はホッコリ幸せな気持ちになれて、万人が気軽に楽しめる一本です。
何よりも印象的だったのは
「王子様、ペニスのお掃除が終わりました」
でしたね…。僕も当時は小5でしたから、こういうネタには敏感でした…。
さて、今回かなり久しぶりに再鑑賞しましたが、良くも悪くもユルいな〜という印象でしたね。80年代のハリウッド映画特有の能天気な明るさに、ベタな展開。でも、今でもたまにはいいじゃないですか、こういうの。
今回、個人的にニヤニヤしたポイントが一つ。
アキーム王子の父親である国王を演じるのがジェームズ・アール・ジョーンズ。
ダース・ベイダーの声を演じてる俳優さんとして有名ですね。本当に惚れ惚れする、ええ声の持ち主です。
村上龍さんが「いい声はカリスマの条件」と書いてましたが、彼の低く太い威厳のある声はまさに権力者の役にピッタリなのです。もう声を聞いているだけで、ベイダー卿のお姿が眼に浮かぶ…。
国王が王子を連れ戻すためにニューヨークにやって来るシーンなんかは
「息子はどこだ?探し出せ!」
↓僕の脳内ではこのように見える
「息子はどこだ?探し出せ!」
権力者である父親と、それに立ち向かう息子、という本作の親子の構図がまんまスター・ウォーズなのが笑えます。きっと作り手も意識的にやっているでしょうね。
ちなみに、その後のジェームズ・アール・ジョーンズはアニメ版『ライオンキング』(1994)でも、主人公の父親にして王であるムファサを演じており、
またしても権力者である父親の役でした。
ん?ライオン…?
↑この時点でライオン王を演じる気、満々やないか!
まさかライオンの着ぐるみをサラリと肩にかけ、アピールするとは。
ジョーンズ氏:
「ライオンを演じる準備は整った」(ダース・ベイダーの声で)
早期すぎる役作りに励むジョーンズの役者魂には恐れ入った!
すごいですねぇ。スターウォーズから、星の王子ニューヨークへ行く、ライオンキングが数珠つなぎになりましたよ。
僕の評価
7点/10点
確かに今になって観ると緩い話ではありますが、思い出補正もあってこの評価ですかね。
どうでも雑感
・あぁそうそう!色々と調べていくうちに知ったのですが、本作の続編 ”Coming 2 America” が2020年に全米公開予定だそーです。マジ!?
エディはもちろん、ライオン王も続投。どんな同窓会映画になることやら。
そして、ウェズリー・スナイプスも参戦とのこと。↑急に『エクスペンダブルズ』っぽいトーンで。
鑑賞方法
『星の王子 ニューヨークへ行く』は下記のVOD(ビデオ・オン・デマンド)にて配信中です。
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※本ページの情報は2020年11月時点のものです。最新の配信・レンタルの状況は各サイトにてご確認ください。
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