世界遺産アンコール・ワットの中に「映画にちなんだレストラン街」があると聞いて、実際に行ってきた話。 アンコール・ワットの中に入ったことがある人なら、恐らく視界の片隅に入ったであろうレストラン街。
木の下に密集しているのがそれ。
完全にローカルレストランです。 映画にちなんでいるというのは、有名映画のタイトルが勝手に店名として(?)書かれてあるというだけなんだけど。外国人観光客の気を引くための奇策と思われる。 例えば、これ。
007がコーヒーを淹れてくれるそうです。しかも「殺しの」ならぬ、コーヒーのライセンスで。
そんなボンド・コーヒーに対抗するのが
ロッキー・コーヒー!いや、絶対にロッキー要素ないだろ。 ボンドが淹れたコーヒーと、
ロッキーが淹れたコーヒー(汗入り)、
どちらを飲みたいですか?
そのお隣は胃もたれしそうな豪華店。
スパイダーマンハリー・ポッターレディー・ガガ
… ねぇ、何が?
とりあえず人気者を詰め込んでみた、というてんこ盛り感。
まだあるぞ!
これは異色すぎる二本立て。
ランボーは姉妹店もあるぜ!
米国のラッパー、ネリーと謎のコラボ!
これらの店、値段も料理の内容も全て同じ!違いは店名くらいであろう…。
さて、どの店にする? うーん… じゃあ、レディ・ランボーで。
↓レディ・ランボー全景
メニューはこちら
全品一律5ドル。カンボジアの物価とお店の格(失礼)を考慮すると強気の価格である。でも、天下のアンコール・ワットの敷地内、観光地のど真ん中ですから、仕方なし。 店のおばちゃんにオススメを聞いたら、定番のロクラクとのこと。
スライス状に切った牛肉を炒め、ライム果汁と黒胡椒のソースをつけて食べる料理。激ウマな黒胡椒はカンボジアの名産だ。 もちろん、映画の要素は無い! 思いのほか居心地が良かったのでコーヒーも注文。こちらのコーヒーは練乳を入れて激甘にするのが一般的。
ふ〜。アンコール・ワットの中に居ながら贅沢な時間じゃ〜。
お会計の時に、店のおばちゃんに「ランボーが誰か知っているか」と訊いてみた。
おばちゃん「知らないわよー」
ランボーの画像を見せて「この人だよ!」と教えると、
おばちゃん「あらそー。また食べにおいで!」
カンボジアは何事にも寛容な国です。
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