作品概要
「スパイダーマン ホームカミング」「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」に続く、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に属する「スパイダーマン」シリーズの第3弾。MCU作品の「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ エンドゲーム」でもスパイダーマンと共闘した、ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジが登場する。前作でホログラム技術を武器に操るミステリオを倒したピーターだったが、ミステリオが残した映像をタブロイド紙の「デイリー・ビューグル」が世界に公開したことでミステリオ殺害の容疑がかけられてしまったうえ、正体も暴かれてしまう。マスコミに騒ぎ立てられ、ピーターの生活は一変。身近な大切な人にも危険が及ぶことを恐れたピーターは、共にサノスと闘ったドクター・ストレンジに助力を求め、魔術の力で自分がスパイダーマンだと知られていない世界にしてほしいと頼むが……。サム・ライミ監督版「スパイダーマン」シリーズに登場したグリーン・ゴブリンやドック・オク、マーク・ウェブ監督版「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのエレクトロなど、過去のシリーズ作品から悪役たちが時空を超えて登場。それぞれウィレム・デフォー、アルフレッド・モリーナ、ジェイミー・フォックスら当時のキャストが再登板した。
(映画.comより)
予告編
感想・考察(ネタバレなし)
同窓会商法。
思えば過去10年くらい、ハリウッド映画はこの同窓会商法がずっとトレンドだった気がします。
往年の人気俳優が一堂に会する『エクスペンダブルズ』や、人気キャラが再登場するディズニー版『スター・ウォーズ』など。
「既出キャラの再利用と集結」です。
本作もまさに同窓会商法の流れにして、それがより突き詰められています。同窓会映画という点においては完成度が高いかと。
なにせ過去の既出ヴィラン(とその俳優たち)たちが一挙に再登場するというから、オールスター戦のような豪華さです。
そこから更なるサプライズ登場もあるのですが、これが従来はありがちだった老スポックや老ハンソロのような「取って付けた感じ」ではなく、かなり重点を置いて描かれる上に、その後の展開にも大いに絡んでくる見せ場を提供してくれます。
ただし、対戦相手が過去と同じであるが故に、彼らとの戦闘場面はどうしても既視感のあるものになってしまいます。期待通りの再戦である一方で、結局は真新しさを生み出せていないのも事実だと思いますね。
同窓会商法の最終進化系のような本作ですが、サービスたっぷりで一定の満腹感はありつつも、同窓会要素に比重を置きすぎで、この手法による限界も否めません。
※スパイダーマンやMCUに特に思い入れが無い人間の感想です。
僕の評価
6点/10点

同窓会映画としては良いのですが、ただそれだけ。
どうでも雑感
・MCU映画はいつも途中で寝てしまうのですが、今回は完走できました。ただ、内容の割りに150分の上映時間はちょいと長く感じましたね。
コメント
なんてこった!こんなクリスマスプレゼントをスルーしていたなんて!
久々の更新、嬉しいっす!
まさか『スパイダーマン』とは思いませんでしたが。
確かに同窓会映画がトレンドになってからずいぶん経つような気がしますね。もちろん功罪あるとは思います。
MCUは気がつけばユニバース展開が多すぎて、もうどこから手をつけていいやらって感じです。
次のレビューも楽しみに待ってますよ!
キャンさん、ありがとうございます。
ふと時間ができたもので、いますぐ観られる映画を観よう!と思い、スパイダーマンにしました。
久々の映画館、嬉しかったですねぇ(しみじみ)。
記事書いてからもう2か月も経っちゃいましたが、次はいつ書けるやら。。。です。
久しぶりの更新、お疲れ様です。
何かあったのかな、と、すこし心配してましたがまた今後も更新いただけるようで良かったです。
さて、スパイダーマンですが。。。
NWH(こう略すらしい)ですが、巷では評判良いですよね。かく言う、私、アメコミヒーローものは殆ど苦もなく鑑賞できるんですがスパイダーマンだけは、どうにも苦手で。。。なんというかいわゆるアメリカのティーンエージャー向けみたいに思えてて、他のヒーローものに比べると幼稚というか。。。今回の三部作に至っては一作目すら観てなかったので、頑張って観てみたんですが、かなりキツかったです。イライラが酷い。未熟さゆえの…を描いてるようですがそれにしても話に重みがない。NWHとは関係ない話で恐縮ですが、誰かに聞いてもらいたくて書き込んじゃいました。
では、今後ともよろしくお願いします。
じんちゅさん、ご心配をおかけしました!
『スパイダーマン』の本質は青春映画なんですよね。
運命だの責任だのと言ってますが、青春映画としての範囲内なので、軽い印象になってしまうのだとうなと思います。
で、青春映画であるからこそ、間口が広く多くの人に受け入れられやすいのでしょうね。
ぼくもじんちゅさんと同じように感じていて、「軽いな」というのはサム・ライミ版の頃から思っていました。
お久しぶりですタイレンジャー殿、遙かアメブロバースより丸顔殿の命を受け参上仕りました
( ^o^)
本作は初日に拝見いたしましたが丸顔殿はボロ泣きでござった(アメージング版2本は全く視てないのに・笑)やはりMCU作品はファンムービーゆえ「いちげんさん」や「さほど思い入れの無い御仁」は馴染めないだろう…というのが丸顔殿の持論でござる。ちなみに「アベンジャーズ/エンドゲーム 」で完全燃焼した丸顔殿は最近公開された「エターナルズ」や「中国の輪っか遣い」「ディズニーチャンネルのマーベル作品」等は完全スルーしておりますよ
(;^_^A
ライオン丸殿、はるばるご足労でござった!
『エンドゲーム』で完全燃焼と言いつつ、本作は号泣だったのですね(笑)。
本作、カンボジアの劇場では、中盤のサプライズ登場には歓声と拍手が起きていました。年長者さんの顔つき(陰が・・・)の変化には年月を感じましたね。