『ジュラシック・ワールド 炎の王国』感想:ネタ切れシリーズに提案!

映画『ジュラシック・パーク 炎の王国』の一場面 SF
(C)Universal Pictures
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大して面白くもなかった『ジュラシック・ワールド』の続編です。結局、前作も過去シリーズの焼き直しでしかなかったのですが、本作においてはその点は更に重症化してるように思えました。マンネリを打開するには奇策も必要でしょうよ・・・・。

タイレンジャー
タイレンジャー

ズバリ、新キャラが必要です。

作品概要

原題:Jurassic World: Fallen Kingdom
2018年/アメリカ/128分
監督:J・A・バヨナ
脚本:デレク・コノリー/コリン・トレボロウ
撮影:オスカル・ファウラ
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:クリス・プラット/ブライス・ダラス・ハワード/レイフ・スポール/ジャスティス・スミス/ダニエラ・ピネダ ほか

シリーズ14年ぶりの新作として2015年に公開され、記録的な大ヒットとなった「ジュラシック・ワールド」の続編。前作でハイブリッド恐竜のインドミナス・レックスとT-REXが激闘を繰り広げ崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を有したイスラ・ヌブラル島に、火山の大噴火の兆候が表れ、恐竜たちの生死を自然に委ねるか、あるいは危険を冒してでも救い出すか、人間たちは判断を迫られていた。そんな中、恐竜行動学のエキスパートのオーウェンはテーマパークの運営責任者だったクレアとともに、恐竜たちを救うべく行動を開始するが、その矢先に島の火山で大噴火が発生する。恐竜と心を通わせるオーウェンを演じるクリス・プラット、クレア役のブラウス・ダラス・ハワードらメインキャストが続投。監督は前作のコリン・トレボロウに代わり、「永遠のこどもたち」「インポッシブル」などで注目されたスペインの出身のJ・A・バヨナが新たに務める。

(映画.comより)

予告編

映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』日本独占!【最終予告】

感想・考察(ネタバレなし)

本当はみんなウンザリしてない?

結論から言うと、本作はマンネリな上に前作にも劣る凡作です。でも、駄作かと言うとそこまで酷くもない、そこそこは楽しめる映画。

まず、お子様は楽しめるとは思う。実際に日曜日の映画館はお子様連れが多かったし、子供たちはケラケラ笑って楽しそうな様子だった。前作もそうだったように、基本的にはお子様向けと考えた方が良いかと。

でも、どうしようもなく明らかになったのはネタ切れ、マンネリ、頭打ち感。前作の残りっカスみたいなアイディアでしか作られていない。

・恐竜を管理しようとする人間はバカばかり

・絶対絶命の時には誰かが助けてくれる

という、いつものパターンはマンネリというよりもこのシリーズの伝統芸能みたいなもの、と考えて文句を言うべきではないかもしれないけど…。

マンネリなのは仕方がないとしても、前作よりもスケールダウンしてしまっているし、予告編以上の見せ場があまり無いし、同窓会映画としてのオールドファンへの媚びは前作の方が上手かったよなぁ、と。

次回作の製作が既に決定しているらしいけど、ネタある?大丈夫?と早くも心配だ。

そんなネタが枯渇しかけている本シリーズに僕は敢えて提言したい。
有名どころの恐竜が出尽くし、遺伝子操作による新種恐竜も登場させたのだから、次はもっとインパクトのある目玉が必要だ。このシリーズを再びフレッシュにするような。

もう答えは1つしかない。

恐竜人間を出すのだ!

恐竜人間のイメージ

恐竜人間とは、恐竜が絶滅せずに進化し続けた場合、人間に似た形態を採りえるという仮説およびその形態のこと。ディノサウロイド(Dinosauroid, ダイノサウロイド、デイノサウロイドとも)とも称される。

(Wikipediaより)

これはね、僕が小学生の頃に雑誌の巻頭特集で初めてその存在を知ったのだけど、この造形と発想には心底仰天しましたよ。同時に、夢のある話だなぁと思いましたね。子どもはこういうの絶対好きだと思う。恐竜人間の映画ができたら、子どもたちの夏休みの話題はそのことで持ちきりになること間違いない。

もちろん、ターゲットは子どもだけではない。『シェイプ・オブ・ウォーター』がアカデミー賞を取るくらいの時代だから、半魚人が大人にウケるなら、恐竜人間も絶対ウケるはずだ〜。

ただ、恐竜人間が笑い者にされない為にはある程度のルールが必要だ。

・草食恐竜の進化系である。人間に対しては友好的であること。

・体型は細マッチョで (女性受け狙い)

・ヴェロキラプトルよりも知能が高いこと(ヴェロキラプトルにはもう飽きたし…)。

・人間の言葉は理解できないし話せないが、多少の意思疎通は可能。手話とか。

・間違っても「ウパー!」などと言ってはいけない。

・基本はヘタレキャラ。でもいざという時は身を呈して戦う。

イメージとしては、バンブルビーみたいな恐竜人間かな(もはや訳が分からない)。
とまぁ、好き勝手に書きましたが、恐竜人間という大ネタを投入しなければいけない位にこのシリーズのネタ切れ具合は重症だということです。

僕の評価

5点/10点

タイレンジャー
タイレンジャー

ライオンとティラノサウルスが睨み合う場面は失笑でしたね。
次回作は恐竜人間、いでよ!

どうでも雑感

・一応、書いておくと、ブライス・ダラス・ハワードさんのおっぱいアピールは本作でも健在でした。

鑑賞方法

『ジュラシック・ワールド 炎の王国』はU-NEXTで鑑賞できます。31日間無料トライアルなのでぜひ。
(2020年10月時点)

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