手続きがあって首都のプノンペンに行ってきた。アンコール・ワットがあるわが町シェムリアップが京都や奈良だとしたら、プノンペンは東京。長距離バスで6時間もの大移動になる。
そんなバス内の前方モニターでいきなり映画の上映が始まったではないか!クメール語吹き替え版だが、どうやら80年代くらいの中国の映画のようだ。 いかにも悪事を働いてそうな連中の裏取引シーンから始まるこの映画。
そののタイトルは「 洗 黒 銭 」。 あらいくろぜに〜??何やら物騒な響きですな。カンボジアのバス会社よ、朝っぱらから映画のチョイスが濃いぞ。
タイトルバックが終わると主人公が登場。むむむ…見覚えのある顔。

若かりし頃のドニー・イェンではないか!
作品概要
原題:洗黑錢/Tiger Cage 2
1990年/香港/96分
監督:ユエン・ウーピン
脚本:パトリック・ユエ/フォン・チーホウ
出演:ドニー・イェン/ロザムンド・クワン/デヴィッド・ウー/ロビン・ショウ ほか
『 タイガー・コネクション』(たいがー・こねくしょん、原題:洗黑錢、英題: Tiger Cage 2)は1990年制作の香港アクション映画。ユエン・ウーピン監督、ドニー・イェン、ロザムンド・クワン 、デヴィッド・ウー、ロビン・ショウ出演。アクション指導にはウーピン監督の実弟であるユエン・チョンヤン、ユエン・シュンイーのほか、フィリップ・コクや主演をつとめたドニー・イェンも参加している。原題の『洗黑錢』とは中国語でマネーロンダリングの意味。日本未公開作として1992年にVHSで発売。DVD化はされなかったが、ビデオ発売から23年後の2015年4月28日にパラマウント ジャパンより『タイガー・コネクション デジタル・リマスター版』のタイトルで日本語字幕付き国内正規盤がリリースされた。
(Wikipediaより)
予告編
感想・考察(ネタバレなし)
コミカルなキャラのドニーが新鮮!
ドニーといえば硬派なイメージしかないのだけど、意外にも本作はコミカルだ。きっとドニーの俳優としての方向性が定まる前の映画なのだろう。
で、これが思いのほか笑える。キャーキャー叫ぶばかりで足手まといのヒロインとの逃避行はまるで『インディ・ジョーンズ 魔球の伝説』みたいなドタバタ感で楽しい。前列の席の小学生の女の子がキャッキャと笑っていた。
それでいて、ドニーとヒロインの女弁護士はいつしか惹かれ合う関係に…。すっかり師匠キャラが確立されたドニーにもこんな時代があったのね。
まぁ、物語の展開はかなり大雑把で、中だるみもあるけど、アクションは趣向が凝らされていて、こういうのが好きな人にとっては見応えのある一本になっている。
あと、見どころとしては、ドニー以外にも出演者がイケメン揃いだということ。
たくさんのイケメンに囲まれるという、女性の潜在的願望を叶える映画だと思いますよ。
『花より男子』?そんなもん、彼らを前にしたら屁でもありませんよ。
見たいですかー? イケメン軍団を。
それではお見せしましょう。
はい、ドン。

思わず「ウホッ」と言った奴は誰だ!
てか、この画像を載せたいだけ(笑)。
この画像、ずっと見ていると 「洗黒銭」という名前のアイドルグループに見えてくる・・・。
勝手に合成してみた↓

洗黒銭 デビューシングル 「U.H.O.♂」!みたいな。
Myojoの表紙でも違和感がないというのは流石のオーラである。お好きな方(?)はどーぞ!
僕の評価
6点/10点

古き良き時代の香港アクションですなぁ。
どうでも雑感
・ドニーの蹴りを食らった悪役が、後ろを目線で確認しながら倒れこむ様子がスローモーションでばっちり収められて笑いました。
鑑賞方法
あいにく2020年10月時点で『タイガー・コネクション』は動画配信されておりません。
DMM.comの宅配DVDレンタルにて鑑賞をすることができます。初月は無料です!

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